嗚呼!米国駐在員。
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2005年02月28日(月) 高いよな、アメリカの医療費

風邪気味で昨日はキチンと医者にいって薬を処方してもらい、その薬をしっかり飲んだ。おかげで今日になって風邪はほとんど回復した。鼻水が出るが、こうなったら風邪は治る寸前だ。長引かずにほっとした。
日本では、病院に行っても薬を飲んでもなかな回復しなかったのだけど、アメリカの医療(薬)というのは自分に合っているようだ。

それにしても、アメリカの医療費は高い。
話には聞いていたが、今回のように風邪などの簡単な診断(5分程度)を受けただけで、診察料100�飽幣紂�、薬は保険を使っても45ドル、現実に請求されると驚きだ。

ちなみに、盲腸手術代ランキングを見ると、ニューヨークで盲腸になったら、240万円以上かかる。しかも入院1日だけ。4位までがアメリカの都市でいずれも入院日数1日だけだ。日本じゃ、盲腸は一週間くらい入院するんじゃなかったっけ。

アメリカでは日本のように国民保険がない。だから、4000万人もの無保険者がいると言われている。幸い、我々は駐在員であるから、会社が保険に入ってくれており、おまけに自己負担分は会社が負担してくれる事になっている。
これは実に恵まれている。でも、たかが虫歯1本直して保険からはみ出た1000ドル近くを会社に請求するのは、やはり気が引けるものだ。(でも請求するけど)

会社で保険に入ってくれるというのは、現地採用の従業員にとっては素晴らしい福利厚生のようだ。65を越えたおばあちゃんが、全く会社を辞めようとしないのも、会社が与えてくれる保険を失いたくないからだと聞いた事がある。

日本にいた時は、「医療費が高騰、家計を圧迫」なんて報道がよくされたし、自分もそう思っていたのだけど、国民1人あたりの年間医療費を調べると、日本は約22万円、アメリカは6200ドル、日本はアメリカの3分の一である。
まあ、それでいながら、日本は世界一の長寿国なのだから、日本は低い医療費で世界一効率のよい医療をしているということか。もっとも、点数制度で医者も儲からなくなってモラルが低下しては、何の意味もないが。

思ったのは、日本では医療に関しては完全に医者任せだけど、それに対してアメリカ人は、自分の健康は自分で管理し、守るという意識が強い。だから、みんな自分自身が受ける医療や薬に対する知識が豊富だしよく勉強している。自分など、どんな薬を出されたのかもまるで覚えていないけど、こうしたアメリカ人の意識は見習いたい。

本で読んだのだけど、アメリカは、医学研究の振興に力を注いできたが、一方で日本は対照的に国民全てをカバーする公的医療保険制度に向けてきた。
アメリカは世界最高の医学をアメリカにおいて実現することが重要視されてきたという事であり、日本が医学進歩は欧米に委ねがちなのも、こうした背景があるのだろうか。それでも、一般患者にとっては医療費が安い方がいいに決まっている。

そういうわけで、アメリカで医者にかかると日本の感覚では信じられない負担を強いられる。アメリカ旅行に来る友人知人には、必ず旅行保険(医療)に入るように念を押すようにしているが、なかなか理解をしてもらえない。


Kyosuke