嗚呼!米国駐在員。
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2005年02月01日(火) 信じられない!中国企業に泣かされる

いつも中国企業には泣かされる。
その企業モラルが信じられない。我々日本人には考えられないことをしでかす。

今日もおもろい‘事件’があった。ある製造業から製品を輸入したのだが、どうも様子がおかしい。散々調べたら、その製品は結局自分のところで作ったものではなかった事が分かった。別の会社の製品を、いかにも自分が作ったようにして売っていたのである。例えば電化製品で言うと、シャープがソニーのテレビを買って来て、これがシャープの製品ですよ、と販売するようなものだ。箱はシャープ、説明書もシャープ、テレビにくっついているブランド名もシャープ、ついでに保証書もシャープ。ただしテレビ本体だけはソニーであった。

口を割らない中国に対してなんとかここまで白状させた。
そんなカネは一切払わない、すぐにちゃんとした自社製品をよこせ、猛烈に文句を言った。

1ヵ月後、あらためて製品が空輸された。だが、これまたどうもおかしい。よくよく聞きゃ、またまた別の会社で作らせたものを送ってきやがった。ソニーの次はパナソニックのテレビを箱に入れてきやがったようなもんだ。

我々も貿易のプロである。中国企業のリサーチは十分のはずだった。
なによりこの中国企業は従業員数千人以上の業界では有名大手企業だ。まあ、会社の看板だけを頼りににしたのも悪かったのだろう。アメリカの客も大手であり、ビジネスメリットとしても将来性のあるものだったのに、‘笑うしかない’結末であった。
ちなみに客からは、常識を疑う、とコメントされた。その通りだ。説明するこちらもバカバカしくなってしまう。

わざわざ手の込んだことをしたこの中国企業、一体何考えてるんだろう。何かの理由で自社製品が出せなかったのは分かるけど、わざわざ他所のモノを手配して、御丁寧に自社製品であるかの細工をしてまで送るかねえ。アメリカは、中国製品、中国製品、と価格メリットだけで興味持っているけど、中国と信頼できる関係を築くまでには時間がかかる。何より、日本人やアメリカ人なんてハナからバカにされている。

でも、こんな中国が、結構好きである。


Kyosuke