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2007年06月22日(金) 建築と宗教と・・

そういえば先週末、知り合いの建築事務所専属のデザイナーの子が緊急で入院することになり、プレゼンをいくつか控えていて他にデザイナーさんを見つけるのに時間がかかると困っていたので、3D・2D両方できるということで私が空いてる時間だけ、と買って出た。


毎週1回、クライアントと施工業者、建築家でミーティングが行われているそうで、仕事の後に模型を見に事務所に行ったところちょうどそのミーティングの最中だった。


話には聞いていたけどアメリカ人の話し合いってのは喧嘩するためにあるのではないだろうか・・と思うほどすごい状況だった。
なんか配管のおっさんと大工のおっさんが図面通りにやってるのに○○が足りなくなったから、これを補充する材料と労働料を追加で払え!と怒っている様子。

が、その金を出すのはもちろんクライアント、この予算内でやってくれと言ったのにミスが起きたのは最初に考えた建築家おまえのせいだ!とクライアントも激怒。


で、初期のミーティングの段階で、このデザインでは絶対ムリがあって必ず修正箇所が出てくると口をすっぱくしてきたのになぜ最後の段階まで無視して貫いたんだ、と建築家も激怒。


まるで子供の喧嘩のように次々に机を叩き怒りを表し、過去私が聞いたことのないほどの数の「ふぁっきん」と「あすほーる」の嵐(笑)
せっかく汚い言葉を覚えさせたくないと気遣って綺麗な英語を教えてきてくれた語学学校の先生の努力をこの数時間で一気に吹き飛ばすほど私の頭の中には既にふぁっきんあすほーるだらけでした。


しまいにはぶちきれたクライアントが「このふぁっきんやろう!死んじまえ!」みたいな捨て台詞を吐いてご退場。
ドアを開けて静かに模型で遊んでた私と目が合うやいなや、びびっていた私とは裏腹に、急に態度を豹変させて「ハイ、レイディ〜!」とさわやかに笑って去って行った。


唖然としている自分を尻目に次々と「おーまいがぁ」と言いながら出て行く業者さんたち。


友人も、「あっあいつら次の日になったら忘れてるくらいに普通に笑顔でHi!とか言ってくるから全然平気」と平然としている。日本の場合は建築に限らずどんな職業でも他の会社との話し合いとなると慎重に、かつお互いを立てて、しかも出資してくれるクライアントとなると古い話、接待で頭が地についちゃうほど謙るのがビジネスだけど、この真逆ぶりにはあまりに壮絶で笑ってしまった。


自分の会社はクライアントは上が全部もってくるので雇われ側としては一切介入せず、交渉事を目の前にしたことがない。でもやっぱり、クライアント先から帰ってくると時々「あのふぁきん野郎!」とか言いながら文句言ってる姿も時々見る笑



ある意味本音でぶつかりあってる分、お互いが満足いく作品ができあがるのではないか、と思ったけど喧嘩ばっかりしてるからなかなか事がうまく進まないのではないだろうか・・。
でも次の日にはみんな忘れてるから平和だよね。
まあ喧嘩はいいからもうちょっと施工の段階で丁寧に作ってほしいよね、アパートとか・・。
うちの家の床が先日工事したばっかりなのに、玄関開けるとこの世の終わりみたいなすごい悲鳴のような軋み音を発するのだよ。今ルームメイトと、軋みの原因になってる床の端っこの部分を勝手にぶち抜いてやろうかと話し合い中。そんな提案するルームメイトだけど、両親が各々で別の建築事務所を持ち、兄はNYで、そして自分はLAでまた建築を勉強中という建築一家らしく、もちろん実家は両親がデザインしたおうちで、家の中に木がそびえたっているらしい。

もう聞いたとたん身震いしたよ。
おいらは将来大成したら絶対アーティストと一緒に非日常的なへんてこりんなおうちをデザインしたかったので、聞かれてもいないのに「それでね!家の中に川が流れてほしいの!」と言ったらボウフラがわくんじゃないかなと片付けられた。
昔ドラえもんの映画で、22世紀ののび太くんのおうちがマンションの中に水族館のように円柱の水槽が床から天井をぶちぬいて魚が泳いでいたのを見てそれが忘れられず、川となって形を変えたみたい。なぜか規模がでかくなっている。


そんなルームメイトがロスにきてから彼氏の影響で某宗教に入ってしまったらしく、彼女の部屋の片隅の仏壇コーナーをチラ見したり、部屋の中から妙なお経が聞こえてきたりすると心配で大変興味がわいてしまう・・。
宗教なんて本人の自由だから別に否定なんかしようとも思わないけれど、しょっちゅうミーティングやらお祭り?やら色々と宗教絡みで外出するルームメイトを見ていると、祈る以外になんかやることあるんか?!と思ってついつい「今日何やってたの?」と興味本位で聞いてしまう自分。


友人が、宗教となると仲間意識が強いから勧誘されないようにね、と注意するんだけど私はルームメイトという生態に興味があって、なぜいまさら、そしてロスに来て宗教?!と不思議でならない。

先月の2週連続でカレーを作るという彼女の行為ももしや、教祖様が「今月はカレーを2週間食べ続けると幸せになれる」と予言したからもしかしたらカレーを作り続けているのか?!と思ったり。(そもそも私は宗教の意味を履き違えてるかもしれないけど)

そういえば彼女は目覚ましがどんなに大きい音で鳴り続けようが起きる気配がない。
隣の部屋でドアを閉めてる状態で私が音に気づくくらいなので、枕元に置いてあるであろうその目覚まし2個は、目を覚ますには十分の道具だと思うのだけれど本当に起きない。

私はいつ止めるのだろうかとハラハラしたり、目覚ましをかけているということは早く起きて学校の授業とかがあるのではないかと起こそうかと思ったりするのだけれど本当に起きない。
1時間くらい平気で鳴りっぱなし。

うちは目覚めの良い家系で、目覚ましをかけても鳴る5分前になぜか起きてしまう。
目覚ましが鳴ったときのびっくりして飛び起きた後のドキドキ感といったら一世一代の告白タイムのときより心臓に悪い。


全然起きない人ってのは、寝ている間は魂が抜けているのだろうか。


そうそう、で結局貞子で思い出したけど、貞子の呪いのせいにしてた私の部屋のドアが夜間にかけて閉めにくい開けにくいのキツキツになって朝になるとすーっと突然開くほどのゆるゆるになるのは、もともとゆがみのある家でさらに日中と夜間との温度差でそうなるらしい、という話で終わり、やっと貞子の呪縛から解かれたようだ。ていうかリング見てないから、貞子ののことなんて本当は知らないんだけどね。


今日も気持ちいいくらい話が飛んだなあ。
私の話題の転回ぶりはロスでも噂がもちきりだよ。もう歩いてると「ほら、あれが噂の、話をぶっとばす・・」と奥様方が騒いでいらっしゃるよ。
まあ嘘なんだけどね。


nari |MAIL