ふんわりと吹きつけてきた風は強くけれど暖かかった前髪を巻き上げた一瞬目を閉じたけれど次に目を開いた時は進み出す時だってことも知っていたよあんなふうに無邪気に靴音をならしていた頃とはちがうけれど僕等のつないでいた手のひらはまっすぐ前へと進んでいくよねこの場所で1度背中をむけよう二人で一緒に背中をむけよう僕等のつないでいた手のひらに今度は違う何かをつかみとってそしてここでまた会おう