ひつじの涙
日高万里サンの新作最新刊です。
なんでしょう?むぅ。恐らく日高サン自信もキャラに慣れていないのでは・・・と思いますね。なんだか随所に違和感が・・・。具体的に言葉にするのは難しいのですが、読んだ後に残る違和感。キャラが上手に動いていない・・って言うのかな?・・・ソイツはそんな行動するかな?とか今の言動はちょっと・・・って思うところがあったりして。今までずっと秋吉家シリーズを読んできたからかな?秋吉家って読む側としても親近感っていうか親しみがあって。言動・行動に納得できるんだよね。みんなそれぞれ辛い恋とか悩みとかあるけど前向きだし。その前向きが佳の場合は無理やりっていうか。なんだろう・・・・?
あと日高サンの作品には珍しく過去が関わっている主人公。まぁ、セカキラだって真紀さんの過去とかいろいろ合ったけど、この場合、 ナニかあると分かってきたのも少しずつだし解明されてきたのも少しずつ。だからこっち側としても作品を楽しみながら過去を考える・・・ってできたんだけど、今度はガツンと「過去」を突きつけられて主人公が悩んだりして。こっちとしては感情移入がしずらい。佳が何を悩んでなんでそんなに拒食症なんだか・・・。わかんないんだよね。まぁ、この作品の場合それが分かっちゃったら終わるんだろうけど。
そして。展開がそれなりに速い気がする・・。1巻のラストで部屋に入って。結局指輪は見つからなくて。2巻以降は過去話になるのかな?
いろいろ気になる所があるから次巻も買うだろうけど。期待しています。日高さん。
2002年04月19日(金)