| 2002年03月20日(水) |
エース田辺完投!(横浜vs明徳義塾レポ) |
横浜と明徳義塾。ともに甲子園常連校の練習試合が20日、横浜高校長浜グラウンドで行われた。センバツ出場を逃した横浜は、来週から始まる春季神奈川大会に向けての調整。対する明徳義塾は練習試合終了後、バスで甲子園入り。28日のセンバツ初戦、金光大阪戦まであと8日。最後の調整相手が強豪・横浜だった。
明徳は2年生のときからエースとして活躍する右腕田辺が先発。攻撃陣は地方大会で切り込み隊長としてチームを引っ張った泉元の名こそスタメンになかったが、それ以外はベストのメンバーで臨んだ。 横浜は昨夏の甲子園でのマウンド経験もある福井ではなく、山木が先発。打線は黒木、円谷といった主力が故障で欠場。夏に向けてチーム全体の底上げ、選手の力の見極めに重点があるようだった。
試合は4回に明徳が先制。2番手福井を攻め、5番田辺の二塁打を足がかりに、7番銘刈(めかる)、8番中田、9番今村の3連打で2点を挙げる。追う横浜は6回に小石川の二塁打で1−2と1点差に。しかし明徳は7回に1番山田の三塁打と横浜内野陣の判断ミスで3−1と突き放し、そのまま勝利を収めた。 「センバツ」という本番を控える明徳と、目標はまだまだ先にある横浜の差が、細かなプレーに出ていた。それがそのまま得点差になった気がする。 明徳のエース田辺は9回を完投し、被安打9、三振4、四球1と終始安定したピッチングを見せた。伸びのあるストレートはもちろん、要所で投げる緩いタテのカーブが威力を発揮。圧巻だったのは5回。昨夏1年生レギュラーとして話題を集めた横浜の3番荒波に対し、0−2のカウントから4球連続で緩いカーブを投げ、空振りの三振に奪った場面。カーブに相当の自信があるようだった。 一方、打撃陣は7番銘刈が目立っていた。過去に4番の経験もあるそうで、左打席から鋭い打球を飛ばしていた。プロ注目の森岡は3番ショートで出場。4−0とあまり良いところは見えなかった。気になったのが守備の際のスローイング。何度かファーストへのスローイングで上下左右に乱れる場面があった。
さて、対する横浜だが、ほとんど快音の聞かれなかった打撃陣はさておき、投手陣の層は相変わらず厚い。今日はダブルヘッターではなくシングルのため、エース候補と期待されている投手陣が全員登場。観戦するものとしては嬉しい限りだった。 山木、福井(左)、千葉、成瀬(左)と4人の投手が投げたが、それぞれがエースクラスの実力。とくに3番手の千葉は力強いフォームから威力のある速球を投げていた。最近の横浜は「投球術」がうまい投手が多いが、まだまだ荒削りといった印象。でも、それだけに今後の化け方に期待がかかる。最後に投げた成瀬は、前エース畠山と同じ栃木出身。栃木では負けなしの左腕だったと聞く。1年生とは思えない完成度の高さを見せていた(牽制も桐蔭学園の左腕かと思うほどのレベルだった)。今後の横浜のエース争いが楽しみだ。
明徳の初戦は28日。金光大阪と対戦する。勝ち上がっても、福岡工大城東との対戦が予想される。ともに好投手を要する強豪校。 甲子園では意外にもあっさりと敗退してしまう明徳だが、今回はどうだろうか。練習試合を見る限り、上位進出は打線にかかっているような気がした(ま、横浜の投手陣は間違いなく全国レベルだろうけど)。
明徳 000 200 100 3 横浜 000 001 000 1
明徳 8 山田�� 4−1 7△沖田 4−0 1点 6△森岡�� 4−0 2△筧 �� 4−2 1 田辺�� 4−2 9 松岡�� 2−1 H 田村�� 1−0 3△銘刈�� 4−2 1点 5△中田�� 4−1 4 今村�� 3−1 1点
P 田辺�� 9回 9安打 4三振 1四球 1失点
横浜
7 松原�◆ 。粥檻� 6△松田�◆ 。魁檻� 8△荒波�◆ 。粥檻� 3 穴久保�� 3−0 3 宇都宮�� 1−0 5 羽野�� 4−1 2 田仲�� 4−1 9△小石川�� 3−3 1点 1 山木�� 1−0 1△福井�� 2−1 1 千葉�� 0−0 1△成瀬�◆ 。亜檻� H 西江�◆ 。院檻� 4 大西�� 4−1
P 山木�� 21/3回 2安打 2三振 2四球 △福井�� 42/3回 6安打 1三振 0四球 3失点 千葉�� 10/3回 2安打 1三振 0四球 △成瀬�◆。渦鵝 � 0安打 0三振 0四球
※太字はスタメン
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