sakuraの日記
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映画祭が開かれていて、その鑑賞券をもらったので、
最終日の今日、クロージングセレモニー付きのトリを飾る地元を舞台にした
新作映画を見に行った。
30分前に映画館に入ると、なんとか二人並んで座る席があった。
上映時間まで、みるみる人が増えて、満員、立ち見となっていった。
舞台挨拶があって、主演女優、男優、助演俳優達と、監督が並んだ。
映画の舞台挨拶というものを初めて見た。
主演女優も男優も年配の超ベテランだけど、とっても、素敵だし、
男優もダンディーだった。
若い人にはない、気品、風格というものがあって、あいさつにもその人柄が
滲み出ていて、また、作品に対する愛着が溢れていて、感激した。
もともと、頂いた鑑賞券を無駄にしては、申し訳ないと、
1週間の映画祭のとうとう最終日に、あまり期待しないで
見に行った映画だったけど、物静かな情緒のある、大人の愛の物語だった。
舞台は地元で、見慣れた風景がそこにはあった。
よく渡る橋。
よく通る道。
いつも眺めている風景。
いつもの散歩コース。
スクリーンの大画面に映される、それらの風景を見て、映画になっても、
素敵に見える、そんなところに私は住んでいるんだなぁ、と。
私の大好きな街だけど、ほんとに、いいところだなぁ〜と。
改めて嬉しくなった。
老夫婦の言葉には表さない、互いへの愛情。
言葉少ない演技なのに、伝わるもののある作品だった。
言葉に頼りすぎる昨今だけど、昔の人は、もっと寡黙にだけど、
心の中では深い思いを、饒舌に語りかけていたんだろうな。
私はちょっと、喋り過ぎかぁ〜〜(~_~;)
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