sakuraの日記
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ミナミ先生は、兄貴たちの家庭教師の先生。
先生は貧乏学生だった頃、お月謝より何より、晩ご飯を食べさせて欲しい
ということで、お月謝は格安で、ほとんど毎日我が家で晩ご飯を食べていた。
気さくで、人懐っこい人で、私はいつもそんな先生の膝の上に乗せてもらってた。
家庭教師と言っても、勉強だけを教えるわけじゃない。
ある時は、体育の時間だと言って、近くの河川敷を走る。
書道の時間では、母が先生になる。
そして、生徒にテストをさせてる間に、母親への教育論の講義。
時には、幼い姉にピアノを教えて貰って、先生もピアノ習って弾いたりする。
そんな自由で楽しい家庭教師だった。
私が生まれたとき、病院まで来て、
生まれたての私の頬にキスをしていったそうだ。
後に、大学生の私が同級生のM君と一緒に歩いていた時、
偶然、先生に出会ったら、ミナミ先生は何を勘違いしたのか、
そのM君を私の恋人と思ったらしく、
ミナミ先生 「あ〜、僕はsakuraちゃんのファーストキスを奪った男です。 セカンドキスは君に譲りますよ。」
M君 「・・・・」
私 (@_@;)
という事もありました。
いくつになっても、ミナミ先生は青年のような人だった。
そんな先生ももういない。
昨年、60歳で亡くなったそうだ。
いつも、近所を自転車で走る姿を見ていたものだから、
まさか、想像もつかない事だった。
そう言われてみれば、ここ1,2年見かけないなぁと思ってはいたけど、
たまたまだと思っていた。
なんだか、また、素敵な人が一人、この世を去っていったんだなぁ。
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