(仮)日記
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2010年09月09日(木) 東京島






久しぶりに素晴らしい映画を観たなと思った(笑)
いい感じに緩いです。とても緩いです。

設定からしておかしいですもんね。
無人島に漂着したひとりの女と、23人の男なんて。そりゃあ、女が40越えたおばさんであろうともちやほやされますよ(笑)それも、それなりに美人ならねえ。

個人的ツボは、夫役の鶴見さん。
出番あれだけ!最高!
しかも、崖から突き落とされた時のあの人形っぷりと、出っ張りにぶつかってぼよんと跳んだ時の跳ね具合。
素晴らし過ぎる。

結局、清子って強い。ってな話なんですけど。
清子っていうより、女、かなあ。
でも、清子ほど強くなきゃあのまま島で安住することを選びそうな気がする。それなりに食べ物は取れるわけだし、南の島だから冬の寒さで凍え死ぬわけでもないし。

ちやほやされて、突き放されて、妊娠した子が誰の子かわからなくて、襲われて、それでも島を抜け出して生きることに執念を燃やす清子は充分強かったんだなあと。

その清子のことを唯一嫌って遠ざけて嘲っていたワタナベは、私はワタナベこそが清子のことを好きで、でもそれを認めたくなくて、ああいう態度をとることで誤魔化していたんじゃないかと思うんだけど。
でもパンフレットを読むと、ワタナベと清子はいちばん似ている、同族嫌悪故の憎しみみたいな風に書いてあるので、やっぱりそっちなのかあと。

でも、ボートで逃げ出した清子とキムをきっと海上で拾ったのは、ワタナベを乗せていったドラム缶を捨てに来た船だろうし、その後彼らには十年経っても繋がりはあったわけで、それは東京島で一緒に過ごしていたからという理由だけじゃないと思うんだけどなあ。
同じ過去を持っているって理由だけで十年も付き合いは……あるかもしれないか。

そのワタナベを演じていたのが窪塚だったけど、やっぱり彼はこういう役がとても似合うよね!
アウトローで、ひとり達観している感じで、傍目には行動に一貫性がなくて、何を考えているのかさっぱりわからないあたりがとても。
あの役は窪塚で正解だと思う。
亀の甲羅が十年後にも出てきていたのが良かったなあ。

16人の若者の中にいた俳優さんたちが非常に気になりました。
木村了と阿部亮平にはすぐに気付いたんです。彼らはわかりやすくて。
柄本祐は、どこかで観たことがあるなあと思って。きっと髪型のせいだな。短い頭ばっかり観てたからすぐに気付けなかったんだよ。
で、福士くんに関しては、画面に出てきたところからずーっと、この子名前なんだっけ、と気になって気になって、ずーっと考えていたくせに思い出せなくて、エンドロールを見て、ああ!とすっきりしました。
私のだめ観たのになあ(苦笑)

GMでユタカで森軍司な福士くんの、ユタカ時代はとてもかわいかったです。あれは補正本能くすぐるよ!ちょっとほだされるよ!
その分、記憶取り戻してからの森くんは面白くない。ああいう状況に陥ったら必要になるリーダータイプだけど、一歩間違えると独裁国家になりかけた挙句、立ち上がった反乱分子のせいでハブにされる流れだよ。

この手の映画の割にちょっと上映時間が長めで、いったいどういうオチで終わるのかと思いながら観ました。
最終的に島に安住してしまった人々は、なんだか妙なことになってて笑えます。
でも、ああなるしかなかったのかなあと思わないでもない。

そして、木村了は毎度毎度あんな役なんですね。
そろそろ、またかと思い始めて来た。あれ、手を繋いでたけどまさか女がいないからってそっちに走ったわけじゃないと、思いたい…。



結論。
予告編を観ると、もうなんかそのまんまです。でもあれは本編を観た後がいちばん楽しめるかもしれない。






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