2002年01月17日(木) |
映画「マン・オン・ザ・ムーン」 |
ジムキャリーのギリギリ加減が好きです。 ジョークとかヤバさとか彼のギリギリは本当の本当にギリギリの 目一杯まで詰め寄っててすごいと思う。
ひさしぶりにそのギリギリでドキドキして泣かされた。 彼はギリギリを越えた時、猛烈に優しく切ない人に化ける。
人は目の前に見えているものだけを信じる。 疑いだすと全てを疑わなければならなくなるから。 その目の前のものが、もしまやかしだとしてもそれで幸せに感じるなら むしろそのまやかしを信じたいとさえ思う。
この映画はどこまでもまやかし。 どこまでも騙され続ける。 でも騙されることが悪い事かどうか。 TVも映画も娯楽と称される物は、ある意味みんなまやかし。 それで娯楽と思えるのであればそれはまやかしでなくなったりしちゃう。
騙されろ。騙され続けろ。それで幸せと思えるなら。 そうやって幸せの半分以上は作られてる気がする。
久しぶりにすごい映画を見たと思う。 これをすごいって思うかどうかで、あっち側とこっち側にわかれるけど。 堤流にいうとリトマス試験紙のような映画。 私は完全にこっち側。 ちょっと人生観変わった。 そのくらいすごい映画だった。 できる事ならたくさんの人に見てもらいたいくらいの映画だ。 タイタニック見るくらいならこっち見た方がいい(笑)
あらゆるこのところの自分の中のキーワードが全部リンクしてて怖かった。 なんで今日見たんだろう。 ジムキャリーの誕生日は1月17日だ。
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