恥 - 2002年10月08日(火) これは私の人生で一番の恥です。 あれは、10月8日の22時を少しまわった時間でした。外は小雨で薄暗く、少し肌寒さを感じさせていた。 私はバイトが終わって家路につくところでした。 その日はたまたま自転車でバイト先に行っていたので、もちろん次の日の学校は自転車で行かなくてはいけんので、自転車で帰る事に。 私のバイト先から、自宅までは自転車で10分弱。夜遅いけれどこの距離なら大丈夫だろう…と。 私は自転車に乗って、右手には傘をさして、バイト先をでました。 バイト先を出てそう行かないうちに…オトコの人に話しかけられました。 オトコは白いニットジャンパー(?)に黒いズボンで暗いのにグラサンと帽子をかぶっていました。 口ひげと煙草くさいオトコでした。 なんて声かけられたか忘れましたが、「友達が来れなくなって暇だからお話しよう」って言われました。 私は、暇じゃないので「門限があるので…すみません。帰らなくちゃいけないんです。」ってちゃんといいました。 それでもオトコの人はあきらめません。しつこく絡んでくるので私は断り続けていました。 そしたら、「じゃぁ、お別れのキスをしよう」って言われました。 私はそんなわけわかんない言葉を聞いて「はぁ?」とか言いましたが、無理矢理されてしまいました。 キスはタバコ臭く、オトコの髭があったてちくちくして、キスなんて呼べるようなものじゃなく、 ただ、唇と唇を押し付ける様な感じのものでした。 私は怖くなって逃げようと思いましたが、ぎゅうっと押さえつけられてて動けません しかも、自転車に乗ったままなので下手に動くと自転車ごと倒れてしまいそうな感じでした。 オトコは息を荒くして何か言っていました。よく覚えていません。髭があたって私の頬がちくちくしているのは覚えています。 「嫌!」と大声を出したら自転車から振り下ろされました。自転車ががしゃん!と大きな音を立てて倒れ、 手に持っていた傘はふわりとコンクリートの上に落ちました。 カゴに入っていたバックは自転車と一緒にコンクリートに落ちて転がりました。 私は逃げようと試みました。でもダメでした。大声をあげようともしました。でも、のどをしめられて声が出ませんでした。 息するのがやっとで、息を吸うと「ひぃぅ…」ってのどが鳴りました。 オトコは私のパンツの中に手を入れて、アソコを触りました。私は抵抗したけれど、力ではぜんぜん適いませんでした。 パンツは破れちゃいました。 オトコは私の耳元で息を荒くし、何がしゃべっています。私は混乱していました。息はちゃんと吸えず、雨で視界も悪かったです。 オトコは私を引きずって、道を挟んだ反対側にって廃車がたくさん置いてある砂利の空き地の端っこに行きました。 そこで私は押し倒されて…犯されました。 混乱していたのもあるのでしょうか…よく覚えていません。 ただ「痛い!」と言ったら、「処女か?」とか言われました。失礼にもほどがあります。 私は一生懸命叫ぼうとしていました。誰か助けてと、叫ぼうとしても首をぎゅぅっと締め付けられるから、 ただ喉が「ひゅぅ、ひぃぅ」って鳴るだけでした。 私はなんの抵抗も出来ずに泣いていました。私は死ぬんだと思いました。意識もたまに途切れます。気持ちよくなんか無いsexでした。 オトコは私の中でイくと、さっさと立ち去りました。捨て台詞に「夜道は危ないから気をつけて帰れよ。」とか言っていました。 私は、お前みたいなオトコがいなければ、気をつける必要もないじゃないかと思いました。 どうやらあのオトコは脳味噌が腐っていたようです。 こうして私は穢れました。 オトコが立ち去ったあと、私はどうしたらいいのかわからず、その場にいましたが、 急にまた怖くなってバイト先(バイト先の方が近かったので)に逃げ込みました。 店長(父)は大変心配してくれて向かえ(母)を呼んでくれました。 家に帰ったらまずパンツを脱いで捨てて、彼に電話をしました。 彼の声を聞いたら涙が勝手にこぼれました。大泣をしました。事情を話したら彼はすぐに「今から帰る」と言ってくれました。 お風呂に入りました。一生懸命身体を洗いました。アソコもいっぱい洗いました。背中には傷が出来ていてひりひりしました。 お風呂のお湯はしょっぱかったです。何回顔を洗ってもしょっぱかったです。 いつもやさしい母が「殺してやりたい」と呟きました。いつも威厳のある、少し近寄りがたい父が「可哀想に…」と頭を撫でてくれました。 不思議でした。 それからいろんなことがありました。 彼が本当に帰って来てくれたり、うちに泊まって24時間(こんな事情なんで、両親も許してくれました)そばにいてくれたり… 彼がそばにいてくれたから、私は壊れなかったのかもしれません。 こんな出来事があってから、私は男性が少し怖くなってしまいました。特に若い方が………。彼は別です。 男性は誰でもそうなんだって考え方を拭いきれません。ごめんなさい。 そうじゃないって頭ではわかっています…けれど心が理解してくれません 私は女に生まれてきた事を悔やんだけれど、オトコに生まれなくてよかったと思った。 私はsexっていうのは男女が愛し合って、その確認の儀式 (例えば、手をつないだり、キスをしたりするようなもの…)だと思っていたので、とてもショックでした。 愛とか恋だとかが綺麗事にしか思えなくなりそうでした。人はこんなにも人を憎めるものとは思えませんでした。 男性はみんな女性をそういう目で見ているものなんでしょうか? 男は、女より男の方がえらいから、女が傷付こうと自分がよければいいとか思っているのでしょうか? 私は悲しかったです。オトコはそんなこともわからないんでしょうか…? 私はオトコと女は一緒に歩いて行くようなものだと思っていました。オトコが外を守り、女が内を守る。 そんな互いが無くてはいけないようなそんな関係なんだと思っていました。 けれど、全ては幻想でしか過ぎませんでした。 他のオトコがどうだかなんて知りません。けれど、そういうものなんだと私の心は理解してしまいました。 「オトコは女を性欲の、欲望の、ストレスの捌け口にしか思っていない」 私は、一つがそうだからといって、他がそうなんだとは思わないようにしていた方でした。自分ではそうだと思っていました。 けれど悲しいけれど、この考え方は拭えなくなっています。 彼がそうじゃないって胸張って言いきれない自分がいるんです! 彼は大好きです。彼は彼です。そこらへんの、見知らぬオトコとは違います。 けれど、私は彼に申し訳がありません。 私は普通にsexをして、子供を産むということが怖くなっています。考えるのが怖いんです… 好きなのに怖いんです…彼の子供が欲しいとは思う…けれど怖い…怖いんです… 私と彼がsexすれば、彼は穢れるんです…穢れた私と一つになることで穢れるんです…それは許せなかった。 けれど、彼は「ちくと一緒だ。」って言ってくれました。自分が汚れても私と一緒になるだけなんだって言ってくれました。 嬉しかった。 だから、彼を信じています。彼だけは「オトコ」なんかじゃなく「男の人」なんだ…って。 彼は彼です。 このことに関してはこのことに関して警察に訴えると言う事はしないです。 「アノオトコ」を許そうって訳では毛頭ありません。今会ったなら、私が刑務所に入る変わりに殺してやっても構いません。 私だけではなく、私の父と母の気持ちを汚し、彼まで苦しめ穢したオトコを誰が許すのでしょう… けれど、そうしないのは、私の心の弱さでした… もし警察に訴えたのだったら、犯人は捕まるかもしれませんが、裁判やらなんやらで世間になんて言われるかわからないから… 哀れみなんて他人から受けたってなんの気晴らしにもならないから…むしろ見ないで欲しい。穢れた私を…見ないで…そんな目でみないで ………あぁ 私の心が弱いばっかりに、脳味噌の腐敗しきった(もしくは「退化した」)オトコを野放しにするしか出来ない自分が腹立たしいです けれど、父が私の気持ちを守るためには仕方ないと言ってくれて(母は最後までなにやら言ってましたが)、このような結果となりました。 ちゃんと話し合った結果です。だから心配しないでください。許せないけれど、父や彼の心遣いが嬉しかったから… それでも、ここに載せようと思ったのは、あなたには…ここを見ていてくれている人達には…知っていてほしかったから… あなたを信じています…私を哀れまないって…だから、よかったら今までどうり接していてください。 最後に。 暗い話になってすみませんでした。 けれど、本当にあった出来事と私の正直な気持ちです。 長い文でしたが、読んで頂いてありがとうございました。貴方の気分を害してしまったのなら、謝りたいと思います。 私は穢れています。でも…よかったら見捨てないでやってください… 報告が遅くなってしまったのも、私の中で整理が出来ていなかったからです…すみません うまくまとめられていませんが…ここまでで… それでは…また… -
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