うちの妹は恐ろしい。
いや、奇怪と言っていいだろう。
金曜ロードショウでやっていた「天使にラブソングを2」
を2人で見ていたのだが、奴は途中で

「ラストの歌のシーンになったらおこして」

と言い放ち…自分はぐっすりと眠りこけた。
うちも眠かったのだが、ここは姉。根性で起きていた。
しかし、この後予想も付かなかった事態が起きたのである。

そろそろラストのシーンだなぁと思った私は妹を起こした。
しかし、揺さぶってもくすぐっても起きない。
よほど熟睡していたのだろうが、イライラした私は妹の腕をつねってやった。
すると、妹は起き、赤くなった目で私をみながら

「ちくらんで!!」

と言い放ったのだ。一瞬私は何を言ってるんだこいつは!!と思い、

「ちみくらんでじゃないのかん」

と訂正した。しかし、妹は微笑を浮かべながら

「…ちくらんで!!ちくらんでよ!!」

と繰り返すばかり…そのうちおちょくってやがんなこいつと思い、
放置しておいた。そして、歌が流れ始めると妹は鼻歌を歌い出した。
ま。起きたからいいか…とおもった…

次の日へ続く。
2001年09月21日(金)

玉葱的戯言 / オニオン

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