加藤のメモ的日記
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2018年11月05日(月) 摂津、五十嵐、城所ら戦力外

球団初の下克上日本一を達成したソフトバンクが、一夜明けた4日に大量8人に戦力外通告を行う大ナタを振るった。摂津、五十嵐、寺原、吉村、城所と長年ホークスを支えてきたベテランたちだ。引退した本田を含め、今期の支配下70人から12人が枠を外れる。リーグV奪回からの3年連続日本一に向け、大幅な血の入れ替えを行う。

福岡ホテルで通告

日本一の歓喜を味わったばかりのベテランにとって厳しい朝となった。五十嵐、寺原、城所は胴上げやビールかけにも参加していた。この日広島から福岡へ戻り市内のホテルでそれぞれ通告を受けた。チーム最年長の五十嵐は「僕自身は現役を望んでいる。そこに向かって進んでいきたい」と前を向いた。

今期は椎間板ヘルニアのため春季キャンプに参加できなかったことが響き23試合しか登板できず、本来の球威も欠いた。今季で2年契約が終了、41試合しか出場できなかった城所も「必要としてくれるところがあれば全力でやります」と現役への強い強い意欲を見せた。吉村も現役続行にむけれんしゅうを続けている。

かってのエース摂津にとっては、寂しい退団となった。3年契約3年目の今季は5月22日西武戦で618日ぶりの白星を挙げた。だが、先発に定着できず7試合2勝4敗、防御率も5.16だった。三笠球団統括本部長は「本人が現役を続けたいとことだったので」と、コーチなど球団へ残る案は出さなかったと説明した。

32歳の寺原は慢性的な右ひざ痛もあり「続けるか未定。家族と話し合って決めたい」と引退も含めて考える。笠原、張本、茶谷の若手3選手は、10月4日に通告した小沢、吉沢、黒瀬と同様に来期は育成での再契約を考えている。


『日刊スポーツ』11.5


加藤  |MAIL