加藤のメモ的日記
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| 2014年09月24日(水) |
スマホ充電がシート一枚 |
名刺よりも一回りほど小さなマグネシウムのシートを差し込むと、電気が発生する小型電池を開発したと川崎市高津区の株式会社エネルギー創成循環が6月10日発表した。シート一枚でスマートフォン約1日分の順電が可能だという。小型電池は厚さ0.5センチ、縦7センチ、、横4センチで重さ約15グラム。米企業が開発した薄い炭素素材の電極の間に、厚さ0.5ミリ、重さ約2グラムのマグネシウムのシートを入れ、隙間を塩水で満たした構造。シートを交換すれば、繰り返し使える。
マグネシウム電池は同社取締役会長の矢部・孝・東京工業大学教授が提唱したもの。理論上は、現在の主流であるリチウムイオン電池の約7倍の電力を取り出すことができる。マグネシウムは海水に豊富に含まれ、新たなエネルギー資源として注目される。矢部教授は「電池としての性能は、シート1枚で。単3のアルカリ電池3本分相当である。使い終わったシートは無害な水酸化マグネシウムで、そのまま廃棄処分できる」と話す。
9月にも米国で生産を始め、海外で1個1ドル(約100円)程度で販売する。国内販売は未定。ゴルフカート用の中型電池も開発中で、交流モーターに接続し電車1両を動かすことを目指している。
『中國新聞』6.11
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