加藤のメモ的日記
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2014年04月08日(火) stap細胞j 複雑すぎる裏事情

小保方「stap細胞」簡単にできるほずが、複雑すぎる裏事情

これまでの常識を覆す世紀の大発見……のはずだった。理化学研究所(理研)の小保方晴子さんがユニットリーダーとなって研究が進められた万能細胞の一種「stap細胞」に数々の疑問が向けられている。南カリフォルニア大学再生医療・肝細胞研究所所長のアンドリュウー・マクマホン教授はこう話す。

「小保方さんが他人の論文をコピー&ペーストした疑惑ですが、確かに私たちが論文を書く時には習慣的にコピペしています。しかし、適切な承認なく他の論文から文章をコピーして、自分の論文に継ぎ合わせることは許されません。このような問題が起こった場合、米国では研究費を提供した組織も含めて徹底的な内部調査が行なわれます。理研の対応を見る限り、遅すぎるように感じます」

その理研もようやく重い腰を上げて、数々の批判に反論するべく研究の「詳細な手順」とあわせて、内部でのstap細胞の再現実験に成功したことを発表した。だが、公開された手順には矛盾が多く、「これで本当にstap細胞ができるのか」と改めて疑問が噴出している。そもそも当初の理研の発表だと、stap細胞は「効率的かつ簡単にすぐできる」のが売りだった。ところが、時間が経つにつれ少なくとも「簡単」とはほど遠いものであることが明らかになっており、「誇大広告」だったと言われても仕方がない状況だ。

理研が「誇大広告」を撤回できない背景を、幹細胞による再生医療を行なうある臨床医師が解説する。「理研は小保方さんをリケジョ(理系女子)として大々的に売り出しました。なぜか。研究成果を社会にアピールすることで、政府予算が大きく違ってくるんです。例えば、京都大学の山中伸弥教授のips細胞研究には、来年度予算案でも約150億円が計上されています。理研もstap細胞で『第2のips細胞』を狙ったということでしょう

実際、stap細胞発表後、文部科学省は理研などを「特定国立研究開発法人」に指定し、予算を拡充させることを検討している。優秀な研究者には1億円もの年俸が支給される可能性もあるという。stap細胞の研究が否定されれば、この予算も台無しになりかねない。理研の対応の迷走には、こんな複雑な事情がある。


『週刊現代』3.22


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