河本の日記
日常をかくわけで。

2003年08月22日(金)

吉本ばななは切なくなる。
ふと立ち止まったときに感じるような切なさ。
なんてことないはずなのに、
動き出すのが大変になる感覚。

戻らないものはたくさんあって、
それでもどうにか感じたいと思う願い。
そんな境目で揺れている人を
なんでそんなに望むか不思議、でもなく
その不安定さを肯定するでもなく
ただそのままを見れる文章。

ふと、吉本ばななの文章を色にたとえたら
なんてことを考えたら、迷わず白になった。
何かを願い続けているときではなく、
その願いが揺らいだとき、
自分に何もないと呆然とするときに感じるのは白だと思うから。


・・・書いていて何が言いたいのか分からなくなってきた。
多分、吉本ばななを読んで切なくなった、ということだと思う。


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