「舞を苦しめてるのは俺か?」
違う
「言えない。言わない。言わせない。 3ないで迫られてるな。」
違う
「普通にいたら今日はこんなに早くなかったか?」
違う
「俺へのあてつけか?」
…貴方は私を解っているようで 今一つ解ってない。
苦しいも悲しいも、
そんな時期はとうに過ぎた。
彼が静岡の現場に詰めっぱなしだった時、
静岡まで会いに行って
二人とも1時間しか眠れなかった日。
「舞は何しに来たんや?(笑)」
「会いたかったからいいのー」
「…舞はバカや。」
彼の不器用さと積み重ねた年月によって 彼は言えない。
会いたいも寂しいも傍にいろも好きだも 全部、彼は言えない。
だから彼は私が好きで。
時々、私のストレートな言葉に 照れた顔を少し笑顔で隠して 眩しそうに目を細める。
でも、私は貴方が思っているより
もっともっとバカだ。
初めて貴方に吐いた嘘。
最後の質問だけは、ハズれたね。
好きで、好きで堪らないから。
近くに居ても会えないなら、
遠くに行ってしまいたい。
ただ、それだけよ?
何も、何も心配しないで。
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