つれづれ日記
DiaryINDEX|past|will
| 2013年06月23日(日) |
ブラビーとピキ(別々)に給餌。伸介も参戦。野村進著「コリアン世界の旅」 |
結局シルビアはずーっとケージに入れっぱなしではなく、就寝時にケージに入れて起床後ケージから出す。勿論、息子の部屋と浴室のドアは固く閉めておく。今のところシルビアはおとなしくしている。
今日、息子はいつもの日曜日と同じく早朝散歩、朝食に行き、9時ごろ一旦戻って来た。10時半から近くのセルプ杜の15周年のお祭りがあるのでそれに参加するという。模擬店も出るので昼食はそこで。
午後1時にガイヘルさんが来るので12時半ごろには帰宅するように言っておいたのに12時50分になっても帰ってこない。電話したらバスに乗っているという。セルプ杜では飽きてどこかへ行っていたらしいがどこへ行ったかは言わない。
汗だくで帰宅してすぐにガイヘルさんがやって来た。体操教室へ。夕食も食べてくるので今日は朝昼晩、外食だった。
******
午後8時に外へ出たらウチの階段への入り口にピキがいたが動かない。変だな、と思いつつ出て行こうとすると反対側に伸介がいた。2匹は喧嘩はしないものの睨み合っていたようだ。
私が行くと伸介が従いてきた。ちょっと遅れてピキも。プレイロットに入った陰で伸介にシーバ。奥でピキに焼きカツオっを与えておいて山手へ。
山手ではブラビーはいつも通り。よく食べて元気。
帰りにはピキも伸介もいなくなっていた。伸介は大分シーバを残していたのでかき集めて奥に置きに行った。
しばらくして夫がピキと伸介がまたウチの階段で向かい合っていたという。
その後、夫がピキを連れてきた。そこでまたガーリックオイルをティッシュに付けて耳掃除をする。いつまでも黒いカスが付く。くすぐったいのかニャーニャー鳴くが、おとなしく掃除させる。飼い猫のミニなんかと大違いだ。
ドアを開けると出て行ってウチの前で寛いでいる。
*******
5年位前に中古で買ってほったらかしにしていた本のひとつ、野村進著「コリアン世界の旅」を読み終えた。1997年、第28回大宅壮一ノンフィクション賞と第19回講談社ノンフィクション賞をダブル受賞したそうだ。
文庫版でも500ページ近い力作だ。紹介文は≪「コリアン」とは、どんな人たちなのか?一見容貌が似かよっているがゆえに誤解を深めがちな日本人と在日韓国・朝鮮人の間の「透明な壁」を相手に、気鋭のノンフィクションライターが果敢に挑む!私たちのすぐ隣にある「コリアン世界」を、世界的視野で掘り下げた意欲作。≫
私は大阪南の小中学校に行ったので、中国人や韓国・朝鮮人はクラスに何人かはいたはずだ。中国人は通名を使わないから陳さんや劉くんだったが韓国・朝鮮人は分らなかった。私は中国人の劉くんがカッコいいと思っていた。誰も差別などしないし差別どころかこの本にも出てくる焼肉の食道園の娘はずい分威張っていた。
高校では、サッカー部のH本くんをカッコいいと思った。その頃は個人情報うんぬんなどなくH本くんの住所は生野区猪飼野でスポーツ用品店であることが何かの名簿に載っていた。猪飼野なんて珍しい町名だと思って印象に残っていた。
その後数十年経って生野区猪飼野というのは在日の人が多く住む地区だと初めて知った。ということはH本くんが在日だった可能性が高いし、他にも在校生はいただろう。だが、当時やはりそんなことを問題にする声は全然なかったし差別など思いつきもしなかった。(あったのかもしれないが私の耳には入ってきたことはないし気配もなかった。) そして極く最近、鶴橋も新大久保みたいな在日の町だということを知った。
学校時代は家と学校を往復するだけで本当にそうした知識はゼロだった。 ウチの家庭では、親たちはそれぞれ何かの偏見などを抱いていたとは思うが子供たちにそれを植え付けたり差別的な発言をするようなことは決してなかったので、純粋培養的に育ってしまった。
年を取ってから世の中の様々な矛盾に直面しひたすら驚き苦労している。
|