つれづれ日記
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2003年08月22日(金) 今朝は5時から待機

午前4時50分に家を出る。まだ何だか薄暗い。家から山手の正門前まで、人間にも車にも出会わなかった。

故小桃の駐車場に差し掛かるとニャーニャー鳴き声がする。どうやら山手の山の中からのようだ。正門方向へ左折すると、石垣に沿って山の中から花子が現れた。ハイシローも駆け寄ってくる。正門前の石垣の角にはコロンが陣取っている。階段を上がるとゲンキ、ポオがおり、正門下から茶々が駆けつける。

トレイはまだ置いてなかった。猫たちがニャーニャー鳴くが餌は出さずにいると工房の方から新黒もやって来た。総勢7匹だ。

餌を与える代わりにポオを捕まえて茶色の目やにを拭き目薬を差す。ゲンキも逃さない。2匹とも目やにを拭き取るとティッシュがとても汚れる。可哀相に。

そこへJ先生が車でやって来た。顔を見るとかなり眠そうだ。申し訳ない。車はUターンさせて駐車する。私は助手席に乗り込んで待つ。

待つこと30分。M上さんが現れた。車の傍へ寄って来て運転席のJ先生をチラリと見て行きかけたが、その奥に私がいるのに気づき、いきなりしゃべり始めた。「このごろ、あそこ(餌場)にトレイを散らかす人がいるのよね・・・」。

我々は慌てて車から降りる。ん?『M上さんじゃないの?あなたかと思った・・』と私が言うと「私じゃないのよ。ベラベラベラ・・・」。手に提げた袋から僅かなカリカリが入ったポリ袋を出し「これが山手猫への私の餌」だと言う。

それからは機関銃のようにしゃべり続ける。下のいたち川の猫のこと、2号棟のS木さんの猫(S木さんは悲劇の「長毛ミケちゃん」の元飼い主。たくさん飼っており何匹かは外に出ている)に餌をやり、S木さんに「猫たちが家に帰らなくなるから止めてくれ」と言われたとか。

「山手スカイウォーク」のてっぺんや、Lマンション側でも餌やりをしている人がいるとか、散乱していたトレイは自分が片付けているとか、う〜ん、半分眉唾っぽいかなあ。

新聞配達をしているので朝は飛び切り早いが、午前3時半には既に餌場にトレイがあったとか、自転車の荷台にダンボール箱を積んだおじさんを目撃したがその人じゃないかとか、≪その早朝餌やりおじさん≫は3日にいっぺんくらい休むから今日は来ない日に当たってるんじゃないかとか、とにかく口数が多い。バイクで来て掃除をしているおじさんのことも言うがそれは「山手ネコロジー」メンバーのM本氏だ。彼は早朝には来ない。早くて10時だ。

そして極めつけは餌場のトレイを片付けたのは2回きりだからよく知らないと言う。2回しか来ていない者がどうして、≪早朝餌やりおじさん≫が3日にいっぺん休むなんて分かるのだ?!

M上さんのご主人がパピヨン犬を連れてやって来た。感じの良さそうな人だった。また、ウォーキングの夫婦がやって来た。M上さんとは顔見知りらしく、M上さんが「最近、トレイを散らかす人がいるが知らないか?」などとその夫婦に訊いている。「昨日、もうちょっと遅い時間におばさんが3人いて・・」と答えるが、私が『そのおばさんの一人は私です。』と口を挟む。

M上さんの下げている袋の中に私が疑り深く視線を飛ばす。蓋付きの容器が3個くらい入っている。それはいたち川の猫用なのだと言う。その容器のまま与えて容器は回収するという。ふ〜〜ん・・・

さて、一方的にしゃべり続けたM上さんが去ってから、車の中に戻り2人で今の出来事を整理する。J先生は一言、「しゃべりすぎ、すべて嘘っぽい。やっぱりトレイを散らかしてたのはM上さんでしょう。」

私もそう思う。今朝、私が待機しているのを既に知っていて用意してきたような感じだった。山手への道を曲がって来ても餌場には向かわず、反対側に駐車している車の中をわざわざ覗き込んだのだ。そして奥にいる私を見つけ、お目当て人発見とばかりにいきなり「散らかす人が・・」と始まった。

どうして知ったのかは分からないが、例えば昨日の朝、別のパピヨン犬を連れた女性が「山手スカイウォーク」を通って行った。猫がたくさんいて我々3人がいたので通るのを逡巡していたようだ。そこで「大丈夫ですよ!」と私が声をかけると犬を抱っこして通って行った。その人のことをM上さんはよく知っていると言っていたから、夕方の犬散歩時にでも、朝の山手のことが話題に上り、M上さん、ピンと来たのではないか。

そこで今朝は先手を打ったつもりかもしれない。もしかしたらいつもはもっともっと早い時間に来るはずが、私に出会う為に5時40分くらいにしたのかもしれない。真相はよくは分からないが。

結論として、これで散らかさないようにしてくれれば問題解決だ。山盛りトレイを並べて立ち去る現場を押さえて口論になるよりは良かったのではないか。円満解決を旨とするJ先生も同じ意見だ。

さて、すっかり待たされた猫たちはいなくなってしまった。餌をあげていかなくては。餌場まで行くと花子を除く6匹が集まった。しばらくするとタビーとワカメ夫婦もやって来た。

J先生は新黒がワカメの4年前の子供ではないかと言う。昔の写真を探し出して特徴ある顔模様を照合してみればすぐ分かる筈だ。是非探し出してもらいたい。4歳にしては新黒は老け過ぎている。朝もやの中、藪蚊が新黒を集中攻撃だ。10匹ほどもが群がっている。黒い服を着ていると蜂に襲われやすいというが、蚊にも襲われやすいのか?新黒は平気な顔をしているが、外猫たちは蚊の毒に対して免疫が出来ているのかな?

J先生が新黒に群がっている蚊を払おうとするので、危ないから止めるように言う。まだまだ新黒の顔の前に手を出すのは危ない。

さっき目薬を差したばかりだが、ゲンキがまた目やにを出している。捕まえてティッシュで拭く。J先生が「お上手」と言うので、先生は抵抗するゲンキの目やにを拭くのは苦手なのだと知る。確かに爪を出すのでちょっとしたコツがいる。

そこへ先ほどのウォーキング夫婦が戻ってきた。猫が好きなのだそうだ。新黒のことを「最近、ここに加わるようになったこの猫ちゃんをクマちゃんと呼んでいるんですよ。」といとおしそうに言う。「悪いと思うんですが、魚の頭を持ってきたりするんです。」『湯通ししてあって生でなければ、そして散らかさなければ全然OKですよ。』「勿論生なんかじゃありません。」などの会話を交わす。

好感が持てたので、号棟とお名前を訊く。1号棟のN村さんだという。私も自己紹介する。J先生もすかさず自己紹介。毎朝欠かさず「山手スカイウォーク」を通るとすれば、何かあった時の情報源になってくれるだろう。

さて、一仕事終えて時計を見るともう7時を大幅に過ぎている。そこで解散する。

準メンバーのS木みちよさんから電話がかかってきたので1号棟のN村さん
のことを尋ねてみた。するとさすが顔の広いみちよさん、数年前の自治会役員を一緒にやったと言う。N村さんの娘さんが猫好きで家では飼っていないが、しばらく山手猫への給餌をしていたという。

。。。。。。。。。。。

夜9時45分に餌場に行き、M浦さんに今朝の顛末を話す。餌場の散らかりようを一番憤っていた彼女だが、しみじみと言うには「折角餌やりをしてくれているのにそれに対して怒るなんて、私たちって悪いよね。」だって。何だよ、新規餌やりさんなんていらない!間に合ってる!ってあんなに怒ってたくせにィ。

ま、早朝にあそこに行ってみて感じたことは、多くの人が通り、中には当然猫好きの人もいて餌を与えていると思う。菓子パンや生魚、おにぎり、その他濃い味のついた人間用の食べ物も与えられる可能性も高い。そこでやはり餌やりのルールを書いた張り紙をラミネート処理し餌場のフェンスにくくり付けておくのがよいと思われる。

さて、これでトレイ散らかりがなくなるかどうかしばらく様子見だ。

新黒はやっぱりM浦さんが大好きなようだ。今朝よりもずっとリラックスしており、M浦さんの後を付いて回っている。背中をいつもよりダイナミックに撫でてみる。OKだ。M浦さんにも撫でるように勧めると大胆に撫でる。尻尾にも触る。尻尾は生まれつき先が曲がっているのかと思っていたが、もしかしたら、トラバサミに挟まれて千切れてしまったのかもしれない。

今夜は靄がかかっていて湿気がすごい。藪蚊もいつもより多い。パチパチ叩くがとても追いつかない。痒くて堪らないので早々に退散する。


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