++るうの独り言++
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2004年02月22日(日) 「大人」

「大人」というのは「自分以外の人間に対し責任を負う」という存在である。自分のことだけ考え自分の生き方だけに責任を負っているうちは子供である。
で、大人ってのは年齢ではなく、
会社でいうところの「役職」のようなものだと思っている。

「はい、あなた今日から係長ね」
といわれるように
「はい、あなたは今日から大人ね」
となるのだと思う。

多少本人の希望もあるが、たいていは本人の自覚なしにあれよあれよというまに「大人」にさせられてしまう。

海外には
子供といわれる年代のうちにもう「大人」にさせられてしまう国や都市がある。

「私が働かないと家族は食べるものを買うことができません」という7歳の女の子はもうこの「大人」という役職についてしまっている。

彼女の前では
いい大人になるとか
すてきな大人になるとか
そんなうわっつならな言葉遊びなぞ
はずかしくなるだろう。

最高の大人というのは
その責任をまっとうすること
自分が責任を負っている「他」とは何か、誰か。
それを認識し
どう行動すればいいのか考え努力すること

と、思っている。

「私いつまでも子供のままでいいんだ」とかいう人がいるけど
それがまるですばらしいことのようにいうけど
単に責任逃れの無能者なだけだ(言いすぎ)

大人になっちゃった以上
その責任をまっとうしたい。
いつまでも「子供」という過去に縛られるだけじゃ、進歩も向上もあったもんじゃない。
大人=悪 子供=正 とかいう単純きわまりない図式にしがみつき
「大人」という役職からにげまわる人間は、みっともないよなあ。




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