++るうの独り言++
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2003年04月04日(金) 敗戦国のまま

田舎でさ、
家に鍵なんかかけなくても大丈夫ってところがあるでしょ。
(あるいはかつてあったでしょ)
それって泥棒の心配もないそういった犯罪とは無縁の平和な場所ってことで
できれば日本国中がそうあったらいいよね、という理想状態だよね。

うんうん。

でもさ、それがいくら理想の状態だといっても
今自分の家(や仕事場)に鍵をかけずに、1日2日、外出できます?

もっというなら
災害保険をかけてない家ってあるんでしょうか?
セコムしてる家もふえてません?
鍵、1つじゃなくて3つも4つも万全の対策をとってるうちも多いでしょ。
番犬がいる家もあるし、寝所に金属バットや竹刀を置いてるところ有りません?(笑)

でさ、
そういう風にしている家って変じゃないでしょ?
当たり前でしょ?
自分の家は先ず自分で守るものでしょ?
そのためにいろんな策を考えるわけでしょ?
もしこーなったら、こういう風にしよう、あーなるとまずいからこうしよう、とかさ。
その家なりの危機管理をしてるでしょ?
それって当然だよね。

・・・さてと。
なにがいいたいか察しのいいかたはお分かりになったと思いますが。

「鍵をかけないで外出できる」という状況は理想です。「保険なんかいりません」ってなんてすばらしいんでしょう。
んが
現実はそうはいきません。こわくってそんなことできません。

日本という国はいま
「鍵をかけない」状態です。

拍手?

ばかいうんじゃありません。
鍵をかけないかわりに、家の周囲ぐるっと、非常に怖い顔をしたガードマンがびしっと警護してるだけです。だから鍵も番犬も、金属バットも竹刀もなくて済んでいるんです。

そういう風になぜかさせられてしまったということですな。

このガードマンたちがいなくなったら・・・
鍵をかけずに済みますか?
放火でもされたときどうします?
それとも理想を追求して、泥棒に入られ放題、放火され放題
家がぼろぼろになっても、消滅しても可としますか?
・・・鍵をかけないのだったら、ガードマンは必要です。

でも
このガードマンがいなくなったら
良いことが一つ有ります。
「ガードマンの顔色をうかがわずに、自分たちの考えで行動できる」ということです。
ちょうど他の国のように。
・・・ガードマンがいないのだったら鍵は絶対必要です。

さあ、どうします?




◆昔の今日の記事
2002年04月04日(木) 観客


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