++るうの独り言++
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2002年09月19日(木) さあ、書くぞ。

でも全然まとまってないぞ。
何書いてるかわかんないぞ。ヾ(・・;)


テレビの画面に臨時ニュースで訪朝決定のテロップが流れたときから、
「純ちゃん、えらいっ!」
と吠えてたんだ。

会談が終わって
なんだかまたぐちゃぐちゃにかきまぜて混乱させて、思惑にはめ込んでしまおうとする輩の影を感じるので、ちゃんと自分の中で整理をせねばならないと思う。

おそらくこの会談は教科書にも載るだろう快挙であり、
小泉首相の決意とそれにともなう今回の成果はすばらしいの一言だ。
今まで北朝鮮が否定し続けていた拉致や、不審船の事件を認め、謝り
査察も、ロケットも、
全面的にこちらの思う通りの言葉を「公的に」引き出した。

それが大事。

今まで、ノコノコと北朝鮮には何人もの人間が訪れているはずなのに、公的な発言を引く出した人間は一人もいない。いかに今までの政治家がなさけなかったかこれでよくわかる。
連中はただ向こうの饗応にあずかってきただけじゃんか。税金の無駄遣いをしてきただけじゃんか。

小泉さんは、今回、この公式の言葉を引き出しにいったのだ。

私が心配したのは
もしかすると途中で乗った飛行機が爆発されるんじゃないかとか
ついたとたん拉致されるんじゃないかとか
いやそれより、タラップをおりてるところを狙撃される可能性もあるんじゃないかとか、
会談の最中に相手がいきり立って、いきなり宣戦布告でもしたらどーすんのかなとか、
私が想像するくらいだから、おそらく小泉さんも、そういった自分の命にかかわる危険性は頭にはいっていただろう。最悪の事態も想定していっただろう。

もし小泉さんが旦那ちゃんならわたしは身勝手にもきっとこういっただろう。
「なんであなたがいかなければならないの? 他の人たちだってずっとほっておいたことじゃない。そのままにしてたってかまわないじゃない。そんな命の危険をおかしてまでしなくちゃいけないことなの?あなたがそんなにがんばったってそれを本当に分かってくれる人はほとんどいないわよ。」
(^-^; 

会談の成果は想像以上だったといえる。
小泉さんは日本の地を再び踏んだとき、どんなにかほっとしただろう。

拍手を送ろう。
感動した!


以前、私が同じように拍手を送った人間がいる。
元ペルー青木大使だ。
すばらしい、と思った。
しかし本来、国が誇るべき英雄ともいえるはずの人間を
「カメラの前で煙草を吸った」「不謹慎なジョークをいった」などの下らぬ理由で
英雄を地に貶めたのは、自分たちは何もしなかったマスコミであり、ことの本質を見なかったワイドショウ人間たちである。

今回もどうもそのときの感じに似ているような気がしてならない。

感情にながされたり、根本部分をまちがえてたりしてはならない。
だれがなんのためになにをしたのか、自分の頭でかんがえ見つめなければならない。
人の言葉をそのまま受け入れるのは楽だ。
が、その瞬間自分がなくなる。「言葉を言った人」のクローンが誕生する。

純ちゃん! どうかギャラリーの雑音や野次は無視してください。

まずなによりも「国交正常化」を少しでも早く!
そうすれば、拉致なんてバカなことをおこす理由がなくなり、
家族は自由に探しにいくこともでき、
あらゆる国の人間があらゆる視点でその国を見つめはじめ
そしてまえにもいったけど、経済をもって平和に導くこともできる。

と、ここまでが日本国首相小泉純一郎への評価。
これと、「拉致家族の心情」をごっちゃにしてはいけない。
なんで死んだといわれたのにもっとつっこまずにあっさりひきあげてきたのか、とか
ちゃんと面会を申し込んでこいとか、やるべきことをやってこなかった、拉致家族の心情を思うと小泉さんのやったことはなさけない、各省の対応が悪いとかいってはだめだ。
ましてやこの問題を党利党略に利用するなんざもってのほかだ。
少なくとも元社会党はこの件に関して小泉首相を非難する言葉は絶対に吐けないはず。
小泉さんへ、怒りのやるせない行き場のない気持ちを家族がぶつけるのはしょうがないけど、そして彼もそれに甘んじているのだろうけど、冷静に考えれば、それは間違っている。
そして、このことからたくみに論点をすり替えて、「批判のための批判」「突出する人間を叩かずにはおかない」「あしひっぱり名人」のマスコミの論調に乗ってはいけない。用心!用心!

拉致問題は、公的には「今」はじまったといわなくっちゃいけないんだ、本当は。

もし、小泉首相が、拉致された人々の死を聞いて、会談の最中に、怒りにまかせて情に流されて、ちゃぶ台ひっくり返してかえってきてたら、家族たちやマスコミは「よくやった!」とでもいうのだろうか。
むしろこの問題は進展しないほうがいいとでもいうのだろうか。

冷静になれ!
なかなかなれないのはわかってるけど、でも情にながされて、肝心なものを見る目を失うな。

警察をいれて徹底解明しよう。
生きてるんなら本人に会いに行こう。死んでるのならそのいきさつを聞きにいこう。
絶対ゆるせぬその罪を徹底的に断罪しよう。

だからなんどもなんどもわたしはいいたい。 
早期、国交正常化を! 慎重論大反対!
「家族の心情を無視して署名をしてきた小泉首相を批判する!」 とかいうおバカな連中をたたっきってやろう。 

今回、死亡した人間がいるって聞かされ、その日時を聞かされ、その情報に
「でたらめ」とか「うそならべている」「いい加減だ!」という人がほとんどだけど、
わたしは、
『死亡も日付も本当だろう。しかもそれを政府関係者がしっかり把握してるってことは、つまり、その死にかかわってるってことじゃないか』
『なんてこと! 連中やりやがったなーーーっ!!』と。

でたらめだ、適当だ、といえるのは能天気平和お人よしの日本人だけだろう。
聞いたとたんに、ちっくしょーーーっ! となぜみんな怒りを北朝鮮にぶつけないのだ。
外務省ののほほんお役所体制を批判してる場合か?
いろんなことが判明したのは、小泉さんが北朝鮮に決意をもって行ったればこそなんだ。彼を批判してどうする。
拉致したのはだれだ。それをほっといたのは誰だ。

そう、ここでもまた論点がずれている。ずらされている。

怒りの矛先、将来歩むべき道と目的、
しっかり見据えるべき。こんな大事なこと、流されてどうする。




◆昔の今日の記事


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