++るうの独り言++
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2002年05月12日(日) 風のなかのすばる〜

N嬢が資格とって
インストラクターばりばり始めた、そのとき
・・・う。いかん、このままでは。私もなにかせねば!
と、心落ち着かなくなった。

が、一口コーヒーを飲んで考える。
「自分だって、ちょうど今のIT革命の大騒ぎとほとんどいっしょの、あの日本語大ブームのときに、即、“日本語インストラクター(笑)”やったじゃん。」

そこでやっと落ち着く。

P女史が大学生になってうきうき楽しそうなのを見ると
・・・う。私、このままではまずいのでは? 勉強せねば!
とか、そわそわしてしまう。

「おいおい。あんたすでにとっくのとうに大学でて、かなりの難関試験突破して、10年以上も自分の夢を実現させてきたではないか! なにをそわそわしている?」

そこで、あ、そうだったそうだった、と思いなおし落ち着く。

みんながうらやましいというのではなく、
がんばってるみんなに引き比べて、今の自分が実にふがいなく思えてしまうのだ。それで申し訳なくなってそわそわしてしまうのだった。

他人様が見たら
「ばかみたい」と笑われそうだが
こういう思いがときどき持ち上がる。

順番が前後するが、
一番ひどかったのが、NHK「プロジェクトX」。
毎週楽しみにみてはいたんだが、見てるうちに
「いかん。・・・こんな私では、このままではいかん。なにか、なにかをせねば!」という思いがどんどんひどくなってきて、
それで現状の自分がだんだんイヤになってきてしまった。怠惰でなにもできない自分を憎んだ。

私が悶々としているのをみた旦那が
「確かに劇的なことはないのかもしれないけど、みーんなプロジェクトXみたいなことは毎日やってるんだよ。
あとで振り返るとああ、そうだったな、っておもうけど、やってる最中はみんな夢中で気が付いてないよ。
誰だっていっしょだよ。あんただって毎日そうなんじゃない?」

・・・私は旦那ちゃんがいないともう生きていけない。あは(*^-^*)

で、今の仕事の資格取るために勉強して、現場で働くようになったら、「プロジェクトX病」(笑)がかなり治った!
落ち着いて番組が見られるようになった。

この“そわそわ”とか「なにかしなければ!」とかいう浮き足立ちは
「達成感」によって鎮まるのかもしれない。

それは今までやってきたことでもよし、今行ってることでもよし。
人が評価した自分ではなく
自分自身で「やるだけやったじゃん!」という思いが必要。

つうことは
達成感をもってないと
一生地に足がつくことなく、焦燥感を引きずって生きねばならないことにもなる。

「プロジェクトX病」はもうあんまり罹りたくないぞーー。




◆昔の今日の記事


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