++るうの独り言++
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仕事を頼まれた。ボランティアである。 で、自分の持てる技術と能力の範囲内で精一杯やっている、つもり。
が、その最中、私をはるかに上回る技術と能力の持ち主が現れた、らしい。
しかし 依頼人は私に仕事をさせつづけた。 そしてとりあえず仕事が終了した。 依頼人は「ありがとう」と感謝の言葉を与えた。
が、 私の行った結果はまもなく全て破棄された。 “技術と能力の持ち主”がすべてやり直した、らしい。
そして依頼人は私が仕事している最中に、“技術と能力の持ち主”に、 「本当はあなたに頼みたいんだけどね、それだとなんか角が立ちそうでしょ? るうはなんか一生懸命やってはくれてるんだけどね、技術不足でねー、私の要求やセンスに微妙に合わなくて、いまちょっと迷惑だったりしてるんだー。でも最初に頼んじゃったから、しょうがないんだよねー」 と言ったということを、第三者から聞いた。
教訓1)努力がいつも報われるとは限らない。 教訓2)「他人に良かれ」と思っていることはたびたび自己満足に成り果てる。
早い時期にさっさと 「あのさ〜、こうこうこうなんで、“技術と能力の持ち主”さんに頼んでもいい? せっかくここまでやりかけてて悪いんだけどさ〜」 といってくれたほうがどんなにすっきりしたことか! 私も余計な労力と脳みそと無駄な時間を使わずに済んだか! しかも本音を第三者から聞くことのショックはかなり大きい。
教訓3)一見残酷に見える言葉のほうが、実は優しさ思いやりを含んでいる。 教訓4)他人は本当は感謝してなくても「ありがとう」といえる。
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