++るうの独り言++
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2001年10月30日(火) 教訓

仕事を頼まれた。ボランティアである。
で、自分の持てる技術と能力の範囲内で精一杯やっている、つもり。

が、その最中、私をはるかに上回る技術と能力の持ち主が現れた、らしい。

しかし
依頼人は私に仕事をさせつづけた。
そしてとりあえず仕事が終了した。
依頼人は「ありがとう」と感謝の言葉を与えた。

が、
私の行った結果はまもなく全て破棄された。
“技術と能力の持ち主”がすべてやり直した、らしい。

そして依頼人は私が仕事している最中に、“技術と能力の持ち主”に、
「本当はあなたに頼みたいんだけどね、それだとなんか角が立ちそうでしょ? るうはなんか一生懸命やってはくれてるんだけどね、技術不足でねー、私の要求やセンスに微妙に合わなくて、いまちょっと迷惑だったりしてるんだー。でも最初に頼んじゃったから、しょうがないんだよねー」
と言ったということを、第三者から聞いた。

教訓1)努力がいつも報われるとは限らない。
教訓2)「他人に良かれ」と思っていることはたびたび自己満足に成り果てる。

早い時期にさっさと
「あのさ〜、こうこうこうなんで、“技術と能力の持ち主”さんに頼んでもいい? せっかくここまでやりかけてて悪いんだけどさ〜」
といってくれたほうがどんなにすっきりしたことか!
私も余計な労力と脳みそと無駄な時間を使わずに済んだか!
しかも本音を第三者から聞くことのショックはかなり大きい。

教訓3)一見残酷に見える言葉のほうが、実は優しさ思いやりを含んでいる。
教訓4)他人は本当は感謝してなくても「ありがとう」といえる。




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