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| 2004年12月24日(金) ■ |
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| 「だれが本を殺すのか(下)」佐野眞一 |
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「だれが本を殺すのか(下)」新潮文庫 佐野眞一 今年になっての最新情報も載せた「本コロ」の完全版である。最終章には「本の復活を感じさせる小さな予兆」という題も付けられている。しかし私の感じたのは、前巻とはうって変わって、本の将来に対する「暗い予兆」である。なぜそう感じたのか。この巻には、書評や電子出版、自費出版、コミック、雑誌、最新の書店や出版会の動向など一通りの「状況」については述べられてはいる。しかし、そこで必死に頑張っている「人々」の動向はほとんど無かったからだろうと思う。私は流通業界の端に身を置くものとして、どうしようもない消費不況は確かにあるが、結局それを打ち破る最大のカギは「人の力」である事を日々実感している。私には、まだまだ取材すべき事が残っているように思えた。
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