日々あんだら
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2012年10月27日(土) 皺の品格

(昨日の日記の続き。タイトル全然違うけど。笑)


昨日の日記で、間に合わせで買ったフォーマル用の革靴の皺がみすぼらしい、と書いた。
どんな感じなのか写真に撮ったのでアップしてみようと思う。

まずは、普段通勤に使っている3足から。


Dannar・MANAWA



Tricker's・BOURTON



Crockett & Jones・ASHDOWN


どれも去年買った靴。(そう考えたら去年は大散財しとるな。。鞄も買ったし。)
それぞれに味のある皺の入り方だと思う。
履けば履くほど自分の足の形や歩き方の癖が刻まれて行ってる気がする。

で、


フォーマル用に買った革靴


明らかに上の3足と違うやろ?
なんやねん、紙に折り目つけたみたいなこの皺は!?
言うとくけど、上の3足で一番出番の多いMANAWAは、もう150回くらいは履いてるはずだし、
どの靴も通勤の行き帰りで結構歩いているので、それだけ負担も多い。
でもこの靴はまだ10回も履いてないし、そんなに歩いてもいない。

やっぱり、値段にはきちんと理由があるんやな、って思う。
上の3足、敢えて言うなら好きな皺の入り方はASHDOWN→BOURTON→MANAWAの順なんだけど、
実はこれ、値段の高い順でもある。
やっぱり高い靴は革がいい。

ということで、それなりのお金を払っても、一生使える、歳を取って履いてても恥ずかしくない靴を買おうと思う。
今のところ、候補はこの2足。
Crockett & Jones Audley
OTSUKA M5 230

C&JはASHDOWNを履いていて、その履き心地が気に入っているから。
今日ちょっと試し履きしてきたけど、こっちの履き心地も良かった。
でもやっぱり既成靴なだけに、8だとアッパーはぴったりだけどソールがちょっとゆるくて、
7Hだとソールがぴったり足裏に貼り付くようだったけど、アッパーがちょっときつかった。
うーん、むつかしいところですな。。

OTSUKA M-5は、やっぱり国産だというのがポイント。
靴好きのくせに、国産の靴をほとんど持ってないってどういうことやねん!!
というのは前から思ってたのです。
どうせ買うなら国産最高峰よね!!

ということで、しばらく楽しい「お悩み期間」です。(笑)






ちょっと楽しくなってきたので、他の革靴の皺も撮ってみた。



これはセールで7千円くらいで買った靴。
今はASHDOWNのリザーブとして使っている。(なんせあっちはコードバンなので少しでも天気が悪いと絶対履けない)
安かった割には履き心地もいいし、皺の入り方も嫌いじゃないので、ソールも2回くらい張り替えてもらった。
まだしばらく履いてると思う。
(昨日も書いたけど、安物が悪いとは思っていない。安くても気に入ったらずっと使います)




お気に入りのキャラバン・蒼。
ワークブーツだし、履き始める時に敢えて皺の形を入れずにラフに履いてる。
革はオイルドレザーなんだけど、しゃがんだりして深く皺が入ると、中でオイルが動いているのがわかる。
これも安かった(セールで15千円)けど、いい革でしっかり作った、本当にいいブーツだと思う。
一番のお買い得品&お気に入り。




いつも山に履いて行くダナーのマウンテンライト。
ボロボロだしシワシワだけど、特筆すべきはこいつは30年間履き続けられているブーツだということ。
(僕は2代目オーナー)
このブーツのすごさに感動して、上のMANAWAを買ったと言っても過言ではない。

ソールもかなりすり減ってきたし、ゴアテックスもそろそろ水が浸みるようになってきたので、
この冬に一度本国に送って、ソールとゴアテックスの張替えをお願いしようと思っている。




人の歴史が顔の皺に刻み込まれるように、靴の歴史もアッパーの皺に刻み込まれるものなのだ。


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