日々あんだら
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2012年07月15日(日) 甘くなかった。

昨日今日で富士山に行ってきました。

チャレンジ4回目の今回、初の単独だったけど、今まで2回頂上まで行ってだいたいの感じは掴めてるし、
体調も悪くないし、パーっと登って御来光を見てダダっと降りて来て風呂入ってプハー!な予定だったんですが…
富士山、そんなに甘くなかった。

寒いわ、風強いわ、前が見えないわ…で敢え無く断念。
7合5勺の山小屋で一泊して早々に下山してきました。残念。

まあ、東京も風強かったし、登山口に着いた時も結構吹いてたので、やばいかなぁと思ってたんだけど。
ルートは去年、初めて登頂に成功したプリンスルート。
富士宮口5合目からスタートして、宝永火山を抜けて、御殿場ルートに入るルート。
去年より早いペースで宝永火山の火口に一旦降りて、しんどい、しんどいけどおれ頑張る!と登り切って、
馬の背に出た瞬間、強風で吹っ飛ばされそうになって2〜3歩よろめきました。^^;
そしてその風に乗って下から濃霧が吹き上がってくる。





数秒後。


まあ、ね。
そりゃー窪地になってる火口よりも、ふきっさらしの馬の背の方がやばいやろうなと思ってたさ。
上から降りてくる人降りてくる人「馬の背、やばいですよ」「風、ハンパないっす」って言うてたさ。
でもまあ、想像してたのよりもうちょっとだけ、ハンパなかった。(笑)

でもこの幅10m無いような馬の背を100〜200mくらい通り抜けないとプリンスルートに入れない。
行くしかないさ!!
…と歩き始めたところで、横風でよろける。
おおっ、と踏ん張ったところに、急に風向きが変わって反対側によろける。

わははははは!こええええええーーーーーーー!!!!(笑)

おれ、ありえない事態に陥ると爆笑してしまうタイプ。(非常事態好き)
そして風上を向く。

しゅごごごごっごおおっっおおおーーー!!!

…い、息継ぎができません、先生!めっちゃおもろいやん!!!


風のせいか、テンション上がりすぎたせいか、馬の背を渡り切って山陰に入った瞬間にぐったりして座り込みました。
あー、怖くておもろかった。(笑)
てか、山陰に入った瞬間に風が一気に弱まったのが、まあ当たり前っちゃ当たり前なんやけど、
すげぇーーーて思った。(笑)



プリンスルートをガシガシ登る。
一言で言うと濃霧。
でも、ちょっと待て。ここは地上2800m。(くらい。多分)
下から見たら、これは霧じゃなくて雲だぜ♪
おれ、今雲の中にいる♪♪♪

て思うとテンションがちょっとだけ上がる。
どうせなら楽しく行った方が勝ち。



と思ったら、急に晴れて明るくなる。
「山の天気は変わりやすい」って常套句だけど、なんかちょっと違うような気がする。
そこらの山ならともかく、ある程度以上高い山に限ってだけど、「山が天気を変えている」んじゃないだろうか。
何度か富士山に登って天気がコロコロ変わるのを見て、なんとなくそう思った。
そう言えば、飛行機で移動中に、日本アルプスの尾根の真上に、雲が曲がりくねって並んでるのを見たことがある。
上手く説明はできないんだけど、そういうこと。




7合目の山小屋(まだ閉まってた)を通り過ぎる頃にはもう完全に晴れ。
ここまで来たら「雲の上」って言うてもいいと思う。

この日は15時過ぎに宿泊予定の山小屋に無事到着。
去年も泊まった「砂走り館」なんだけど、去年は19時過ぎにヘロヘロになって着きました。
それに比べたら今年は楽!
日常生活の体力は確実に去年より落ちてるけど、山登りの体力はむしろ伸びてる!!と満足。(笑)


この日は、外でコーヒーを淹れて、雲を眺めながら読書をし、
相変わらず美味しくてお替り自由なカレーを食べ、(2杯目は優雅に外で…って思ったらめっちゃ寒かった。^^;)
夜は山小屋のママやツアーガイドさんたちや他のお客さんたちと仲良くなって楽しいひと時を過ごしました。
冬山登山とか山スキーとか沢登りとかボルダリングとか、ハードそうなのをやたらと勧められた。
僕のモットーは「いつも安全、お気楽登山」です。(笑)
あまりに楽しすぎて、消灯時刻の9時ギリギリまで話し込んでしまう。
明日0時30分起きで御来光アタックするのにーーー!!と慌てて就寝。(笑)


*


翌朝。
目覚ましの3分前、0時27分に目が覚める。おれ、こういう時は強い。遠足の日の小学生状態。(笑)
で、着こんで荷物まとめて玄関のところに行ったら、ガイドさんたちが暗い顔でボソボソ相談している。
「おはようございまーす」と小声で近づくと「外、やばいよ」と教えてくれた。
へ?確かにさっきから風の音は聞こえますけど…

と、外にでる。


濃霧&強風!
でも、前が見えないほどじゃないし、昨日の馬の背に比べたら弱い風。
「あの(山小屋の)角から顔出してみ」と指さされて、その通りにしてみたら、

しゅごっごごごおおおおっっーーーーー!!

わー、なんか昨日も聞いたことあるような音がするよ!息継ぎがしんどいよ!!
昨日の馬の背並の強風。
「…死にたいなら止めないけど?」とガイドさんに言われてブンブン首を振る。
僕のモットーは「お気楽登山」ですってば!!

ということで、とりあえず山頂での御来光は諦めて、運が良かったら小屋前からの御来光を見よう、
と二度寝に入ったのでした。

そして、日の出ちょい前の午前4時過ぎ。トイレに行きたくて目が覚める。
トイレは外なので、用を足すついでに御来光が見れそうか確認しよう…と外に出て、
「あ、無理」と呟いてしまいました。
さっきより霧が濃くなってる。
で、トイレまで往復しただけでダウンジャケットがびしょ濡れ。
これ、もう霧というより霧雨になってる。それが強風でガンガン吹き付けてくる感じ。
自然のミストシャワー。

はい、しゅーりょーーー。と頭の中でつぶやきつつ、三度寝。(笑)
今度はツアー客と一緒に4時45分に起こされました。(僕の30�冦戮泙如▲張◆宍劼世辰燭里澄�笑)


で、もう登頂そのものを諦め、午前6時に山小屋を出発。
ありがとーーー!楽しかった!!(笑)

下山は、あの馬の背をこの風と霧の中通り抜ける自信がなかったので、まっすぐ下って御殿場口に行くことに。
このルート、登りは一番長くてきついんだけど、下りは大砂走りがあるからすごい楽しい!!
一面に広がる砂の坂道をダッシュで駆け下る!
と思ったら、下から猛烈な風が吹いて来て一瞬体が浮きました。2〜3歩後ろによろけました。

こ、こわっ!!なにこれ!ゲラゲラゲラゲラ!!!


誰もいない早朝の富士山登山道で一人爆笑する男。コイツが一番怖い。(笑)



御殿場口の間近まで降りて来て、やっと霧が晴れてきた。この高さから見てもまだ他の山より高い。
で、この辺まで来ると風もだいぶ弱くなって来ていて、下から登ってくる人たちも結構いたんだけど、
彼らは大丈夫だったんだろうか…
一応、声かけられる人には「上、ハンパないですよ。体浮きますよ」って言うといたんやけど。



で、御殿場口のお茶屋さん。
まあ、風が弱まったと言っても、看板がこうなってしまう程度の風は吹いてました。^^;


*

そんなわけで、今回は残念ながら御来光も登頂もできなかったんだけど、まあそんな日もあるよね。
今年は9月にもう1回登る予定なので、そちらに希望を託します。

それよりも、山小屋でいろんな人と仲良くなれていろんな話ができたのが楽しかった。
これは単独で登ってたから…っていうこともきっと大きかったと思う。
(仲間がいたらそっちと喋ったりするのに時間を使ってただろうし。それはそれで楽しかっただろうけど)
人との触れ合いも登山の楽しみの一つ、と考えたら、今までの登山では味わえなかったことを味わえたかな。
こういう楽しみを覚えてしまったら、さらに登山にはまってしまいそうです。(笑)

ただ、登頂し切れなかったせいか、一番の楽しみ、下山後の風呂がそんなにめちゃくちゃは気持ちよくなかった!
それが最大の心残り!!!
9月はぜひとも登頂して、最高に気持ちいい風呂に入りたいものです。
(登頂や御来光そのものより、そっちの方が楽しみ。笑)


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