日々あんだら
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銀歯が外れた。 仕事中に。 隣のおねーさんと雑談してる最中に。(仕事せーよ)
ホント、なんの前触れもなく、発言している最中に右の頬の内側に何かがコロンと当たった。 思わず噛みそうになったけど踏みとどまった自分を褒めたい。(笑) すんごい微妙な表情をして(鏡見なくてもわかった)おねーさんに背中を向け、そのコロンとしたものを手の上に出してみた。
銀色だ。 そして奥歯の形をしている。 銀歯だ。(笑)
恥ずかしながら、その歯は自分の歯がほとんど残っていない。 虫歯を放置しすぎて、4年ほど前にほとんど削り取られてしまった。 そこをほとんど詰め物(セメント?)だけで歯を形成し、その上から銀歯をかぶせてもらった。 歯医者さんの苦心の作なのだ。
それがコロンと…
ええええええーーーーーーっ!!!
職場なので声には出さなかったけど、心の中で絶叫した。おれも社会人になったものだ。(笑) いや、そんな感慨にふけっている場合ではない。 歯の中に入っていた詰め物も一緒に、むしろ「抜けた」という表現がぴったりなくらい綺麗に取れている。 わーーー、どうしよ!? と頭の中は軽いパニックになりつつ、体は勝手にティッシュを2枚取り、抜けた銀歯をくるんでテープで留めた。 どうせ捨てるんだったら、記念に写真に撮っとこう。 で、「銀歯が取れました!いや、抜けました!!」とおねーさんに報告して笑われた。(笑)
まあしかし、困った。現状、おれの奥歯が1本欠けている状態なのだ。 これではご飯を美味しく食べられへんやないか。 ということでちょっと抜けて歯医者さんに電話。(ちなみにこの銀歯を詰めたのとは違う歯医者さん) 事情を伝えて今日の晩の予約を取ってもらった。 ああ、凹む。この治療にまた数万単位でお金がかかるんだろうなぁ…今、他に2本治療中なのに。。。
*
仕事終わり。 「すんません、銀歯が取れたので歯医者さん行ってきます!」と宣言してチャイムと同時に職場脱出。 その甲斐あって、自宅の最寄り駅に着いた時には一度家に帰って着替えて行くくらいの余裕はあった。 で、再び出る時に、どうせ無駄だろうとは思いつつティッシュにくるんだ抜けた銀歯も持って出た。
予約時刻ぴったりに歯医者さんに着いてすぐに治療。 抜けたところを洗浄したり鏡で見たり(数十秒間、じーーーっと見られた)、そしてしばらく腕を組んで「うーーーん」と唸っている。 …数万円の後半の方に行きそうな予感。。。^^;
その時、ふと思い出した。 「あ、そういえば抜けた銀歯も持ってきたんですが…使えないですよねぇ?」 「え?」 「捨てちゃってもいいすか?」
歯医者さん、5秒か10秒くらい僕の顔をじーっと見る。
「銀歯、あるんですか?」 「はい」 「見せてもらってもいいですか!?」
あれ? なんか流れが変わった?^^;
僕が出したティッシュの包みを開いて、出て来た銀歯を洗浄したり色んな角度から眺めたりする。 寝かされて口を開くように言われた。患部をもう一度洗浄される。 歯医者さんの手が口の中に入ってくる。 カポっ。 あ、なんか今はまった。(笑)
「この銀歯、再利用しましょう」 マジすか?(笑)
どうも、あまりに綺麗に抜けたのと、いじったりせずに抜けてすぐティッシュにくるんだのが良かったらしい。 そこからは早かった。 患部に消毒液みたいなのを塗られて、接着剤みたいなのを塗られて、もう一度銀歯をはめられ、 なんか柔らかい棒みたいなのを数分間その歯で噛んでいるように言われ、 その後はみ出した接着剤みたいなのを綺麗に取ってもらって終了。 治療時間20分。治療費630円。注意点「1時間くらいなにも食べないでください」。 以上。
簡単に済んでよかったーーー!!!^^
覚悟していた反動で軽く浮かれつつ帰路に着いたおれは、抜けた銀歯を写真に撮るのを忘れていたことに 気づいていないのでした。(家に着いてから気づいた。笑)
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