日々あんだら
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2009年07月08日(水) 伊坂幸太郎





最近、伊坂幸太郎作品にはまっている。

最初の取っ掛かりは、マンガ化されて週刊誌で連載されていた『魔王』を手に取ったこと。
そこから、グラスホッパー、重力ピエロ、チルドレン、オーデュボンの祈り、終末のフール…
とここ2〜3ヶ月でガンガン読んでいる。
(元々僕は気に入った作家が見つかったら、その人の作品を立て続けに読むタイプ)


そんな中でも特に面白かったのが『ラッシュライフ』とさっき読み終えた『砂漠』。

『ラッシュライフ』は登場人物が多すぎて、しかもどの人物にも等量に重心がかかっていて、
しかもそれぞれが出てくる場面がバラバラで、最初は頭がこんがらがってよくわからなかった。(笑)
こんなにバラバラな人物を出して、最後はどうまとめるんだろう???って不思議に思ってたんだけど、
あんな手法だとは思いもしなかった。
最後の方で全ての流れが頭の中でまとまった時の快感は本読みの醍醐味の1つだとすら思う。
これから読むかもしれない人のために詳しくは書けないんだけど、
読んだことがある人なら「うんうん」ってうなずいてくれますよね?^^


『砂漠』は、あるちょっと変わった大学生たちの話で、僕はもう無条件に大学時代を舞台にした話に弱い。
おれらもアホなことしてたよなぁ…っていうのと、もっとアホなことをしとけばよかった!っていうのと。
昔は楽しかったなんてあんまり言いたくはないんだけど、普段そんなに大学時代を振り返らない分、
こういう本を読んだ時くらい振り返ってみても罰は当らへんやろ?(笑)
もちろんそれだけではなく、登場人物たちがみんな個性的で、
他の伊坂作品だと比較的普通な人が多い主人公までちょっと変わってて、
そういうキャラがはっきり立ってるお話はおもしろい。
おれもあの中に混じってたかったなーって思う。そしてあの中に混じってもキャラを確立する自信はある。(笑)
ちなみに僕は西嶋と東堂のファンです。
でも付き合うなら南がいいです。(笑)


なんか、僕の言葉で面白さを表現できたとは思わないんだけど(というか、むしろつまらなく見えそう)、
まあなんにせよおもろいのです。
次は『ゴールデンスランバー』を読もうっと。^^


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