日々あんだら
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今日は、(会社側の)止むを止まれぬ事情によって(家の)用もないのにお休み。 はじめは来月出す『耳をすませば』用の写真のスキャンをしようかと思ってたんだけど、 昨夜その人の日記を読んで思い出しました。
明日、104さんの個展の初日やん!! しかも搬入でバタついてることもあって、104さんも会場におられるとのこと。
その瞬間予定変更。 黙って見に行って104さんをびっくりさせよう!(←サプライズ好き)
ということで、なにも言わずに、しかも開店前に行ったわけですよ。 どんなリアクション取ってくれるかなぁ!?とワクワクしながら。(笑) 場所は良く知ってるあたり(池袋の「あの」マレーチャンの近くだ。笑)なのですんなりお店発見。 ガラス張りのドアの向こうに作業している104さんが見えた!
「こんにちは〜!」
リアクションにワクワクしながら声をかける。
「あれ?hideさんどうしたの?」 「いや、大変そうなんでお手伝いしようかなと思って」 「あ、ホント!ありがとう!!」
…あれ? 「え!?なんで来たの!?」とか、「会社はっ!?」とか、 そういうもうちょっと激しいリアクションを期待してたんですけど? 大人な104さんにあっさり流されちゃった? おれ、サプライズ失敗した? ええー!昨夜からいろいろ練ってたのにっ!!|Д`)
というわけでお手伝いをしつつ、完成した写真展を見つつ、 その後やってきたえり子さん、eriさん、コンタケイコさん、キタさんたちと お茶を飲みながらご飯食べながらおしゃべりしてました。
…てかさ、eriさんもケイコさんもキタさん(は初対面だからしゃーないとして)も、 誰も驚かないんだこれが。 だってさ、(一応)まっとうなサラリーマンが火曜の午後にカフェで搬入作業してるんやで? なんで誰も驚かへんねん!!
唯一驚いてくれたのがえり子さんだったけど、えり子さんの出現にはこっちも驚いたから相打ち。 …ちっ。
104さんの写真展は、ひと言で言うと桁が違いました。 なんて言えばいいんだろう? 今まで見に行った写真展はこれくらいの枚数になると、どうしても「無駄な写真」「浮いてる写真」があってん。 自分の個展はもちろんのこと、僕が師匠と仰ぐハービー・山口さんの写真展ですらも。(ほんの少しやけど)
でも、今回の104さんの写真展には、無駄な写真が1枚もなく、 かと言って隙が無さ過ぎるための息苦しさとかもなく、浮いてる写真もなく。 1枚1枚カメラもバラバラだし、撮っているものも場所も雰囲気も違うのに、 なんで全部がそこにピッタリと収まっているのかが不思議だった。 この枚数になったのも、これらの写真が選ばれたのも、それがこういう配置で並べられたのも、 全部必然という気がする。
それに104さんの写真って、他の誰にも似てない。 だいたい「誰にも似てない個性的な写真」って独りよがりなことが多くて、 受け入れられる人とそうでない人に明確に分かれたりするんだけど、 104さんのは誰が見てもすんなり入って来る写真じゃないかと思います。
もうね、自分の写真なんてまだまだやなーってことを目の前に広げて見せてもらってる感じでした。 思いっきり打ちのめされて帰って来たんやけど、なんか気持ちいい。 気持ちいい敗北感。(笑)
もちろん写真には人それぞれの好き嫌いがあるし、ここに書いたのはあくまで僕の好みからの言葉。 でも誰が見ても何かが残ると思います。 いつも友達に写真展を勧める時には「行っても損はないよ」と言うことが多いんだけど、 今回だけは違います。
行かなかったら損です。
是非行ってください。
タナカトシノリ写真展 DEFRAG ・2007.04.24〜05.06(月曜定休) ・14:40〜17:00、18:00〜23:00 ・moDeL T 豊島区西池袋3-33-17 1F(池袋駅西口徒歩10分くらい) →http://www.studio104.jp/defrag.html
会場も「ギャラリーにもなるカフェ」ではなくて、「ギャラリーにするためのカフェ」です。 すごく写真が見やすい、いい会場ですよー。(駅から近いし)
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