日々あんだら
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2006年01月17日(火) 四方山話


MC ROKKOR 58mmF1.2(f2)


新しいレンズを買った。
この時代に逆行するかのように、30年前のMF専用レンズ。もちろん銀塩専用。

MC ROKKOR 58mmF1.2。

当時の「ミノルタのフラッグシップレンズ」であり、今でも「ミノルタを代表するレンズ」と呼ばれる名玉である。
(買ったのはピントリングがゴム巻きの2代目の方)

基本的に男の子というものは、こういう「フラッグシップ」とか「代表する」とかいう響きに弱いのである。
冗談でも「ミノルタン」を名乗るならば、このレンズくらい持っとかんといかんやろ、と思うわけである。

先日の土曜日、大阪に越して来た時から、いつも行くカメラ屋さんのショーウインドにあるのを知っていて、
ずーっと買うか買わまいか悩んでたんだけど、こないだ勢いで買っちゃいました。(笑)
MF専用の標準レンズとしては超重量級。とにかくでかくて重い。
でもそのレンズは目の前にある光を全て吸い込んでしまいそうな錯覚すらある。

いかん、レンズを買ってこんなにワクワクするのは久しぶりやぞ。(笑)

ということで、買ったその日の内に猫カフェで試し撮りしてきました。
「58mm」と言いつつも、実際は60mmくらいあるらしく、標準レンズというより中望遠な感じなんだけど、
最近α-7Dで75mm相当のレンズを良く使っているのであまり違和感はない。
夢中で3本くらい撮って、昨日現像が上がって来た。

感想は明日詳しく書くとして、一言だけ。

惚れた。



α-7Dを点検調整に出した。
��AF精度がやっぱり低い。
��背面液晶がちらつく。
��時々フリーズして使えなくなる。
��CCDの水平が取れていない気がする。
というのが主な点。保証期間が残ってる内にタダでやってもらおうという魂胆である。(笑)

結果、
�…汗虻僂�
�∪響櫃里漾�ある程度ちらつくのは仕方ないので我慢して欲しい。
�4霹弔慮魎�
�ぬ簑蠅覆ぅ譽戰�
として日曜日に戻って来た。さっそく試し撮り。

��AF
びっくりした。AFが合うのである!!
夜の少し暗めの屋内で、AF合焦限界(F2.8)を超えたF2で、人の目にきちんとピントが合うのだ!!

…って、現代のカメラをつかまえて「AFがきちんと合う」と感動しているのもどうかと思うんだけど、
実際今まであまり合わなかったんだから仕方がない。
これだと、例えば結婚式とかでもAFでこなせるレベルになったと思う。

普段はMFで、いざという時にはAFで、と使い分けをしていこうと思う。(満足)

��背面液晶のちらつき
前と全く変わっていない。これはこういうものだとして諦めるしかないらしい。
しかし、他のデジカメの背面液晶でこんな風になるの、見たことないんだけどなぁ…(やや不満)

��フリーズ
これは元々極まれにしか起こらなかったことなので、まだよくわかりません。(笑)

��CCDの傾き
で、問題はこれである。
元々αデジタルシリーズはCCDが可動式になっている。
これを、センサーの感知したブレを打ち消す方向に駆動させて手ブレ補正効果を得ているわけである。
そのせいか、CCDが水平にならず若干傾いているという不具合が結構報告されている。

で、前々から気になっていた、右上がりになってしまう僕の癖。
あれはもしかして…と思って点検に出してみたんだけど「正常の範囲内」という回答。
なーんだ、やっぱり自分の癖か…と思ってたんだけど。
たまたま日曜日に格子模様の被写体を撮ってみて気がついた。
やっぱりこのカメラ、CCDが右上がりの方向に傾いてる。
手持ちだが、格子の線の部分をファインダーの下の枠にピッタリ合わせて撮影した。
その結果がこの写真である。明らかに格子の線が傾いて写っている。
その差、約0.7度。
こないだの日記で書いた、現在のTOP画像の傾き(約0.8度)とほぼ同じである。

結論。
右上がりになるのは僕の癖じゃなくて、カメラの癖だった。(笑)


しかし、この0.7度って傾きは正常の範囲内なのかなぁ…





















<左:修正前、右:時計回りに0.7度補正。格子の線を見ると右でちょうど水平くらい>




まあとりあえず、AFが合うようになって帰ってきただけでも感動モノなのである。
α-7Dを使っていて「AFが合わない」と感じていらっしゃる人は、一度点検調整に出されることをオススメする。
上手く行けば感動モノですよ。(笑)



M ROKKOR28mmF2.8というレンズがある。
レンジファインダーのCLE用の広角レンズで、僕の手持ちレンズの中で最も高かったレンズの座を守っているレンズだ。
そのレンズが10月の終わりに壊れ、11月に1万6千円もかけて修理とオーバーホールをしてもらった。

そのレンズを、年末に小豆島で落としてしまった。
山の上で夕焼け空を撮っていて、90mmに変えようとした時にかじかんだ手から滑り落ちたのだ。
しかもマウントから、コンクリートに着地。
その結果、カメラに着かなくなってしまった。見た目はわからないんだけど、どこかが歪んでしまったらしい。

…(汗)

で、α-7Dを点検調整に出す時に一緒に持って行って修理をお願いした。
すると、窓口のおじさんが一言。
「これ、もしかしたらもう部品がないかもしれませんよ」

…え?(滝汗)

そういえば、僕の持っている銀塩カメラの中では一番新しいとは言っても、25年前のカメラだった、これ。
製造中止からも20年くらい経っている。もちろんメーカーに部品保有の義務はない。
「工場に残ってたら修理できるんですけどねー」という言葉に一縷の望みを託してサービスセンターを後にしたのだった。

…が。
翌々日、携帯に留守電が入った。
「交換部品がございませんので、そのままで返却させていただきます」
号泣。
あらためてクラシックカメラやレンズは丁寧に扱わないといけないんだなぁ、と感じたのでした。

でも日本全国探したら、絶対どこかに部品が残ってるはず。諦めずに頑張ります。
(合計8万8千円を無駄にしてたまるか!)



そういえばあのニコンがF6とFM10を残してフィルムカメラを製造中止にすると発表したらしく、
いろんなところで大騒ぎが起こっている。
「あの」ニコンである。世間一般の認識で言うと日本で一番硬派なカメラメーカーで、
フィルムから撤退するなら一番最後だろう、となんとなくみんな思っていたようだ。(僕も含め)
ニコンって、僕が使うとしたら他のメーカーが全部なくなってニコンしかカメラを作ってない、
という状況にならないとないと思うんだけど、それでもやっぱり対岸の火事ではない。

「銀塩じゃないと写真じゃない」とか「デジタルは本当の写真じゃない」とか
そんなことを言うつもりはカケラもない。
銀塩には銀塩の、デジタルにはデジタルの良さがそれぞれにある。
その個性の違いを使い分けて楽しんでいるのが今の僕の状態なんだけど。
1つの産業が廃れる時には1社だけが廃れるのではもちろんない。その産業自体が廃れていくのである。
産業革命以来どんな産業でも衰退しなかったものは1つもなく、銀塩写真だけが例外になるはずもないので、
いつかなくなってしまう、もしくはヒトカケラの人だけが楽しむだけの極めてマニアックな世界になってしまう。
これは仕方がないんだけど、そういう時代が来るのができるだけ遅ければいいなぁと心から思う。
写真というもの自体はデジタルになっても、もしくは全く別の方式になってもまだしばらくは残ると思うけど、
選択の幅が狭まることで、いろんな個性の違いを楽しむことができなくなっていくのは淋しいものだ。

ホント、ここ1年の間にも、京セラコンタックスのカメラ事業撤退とか、ロモLC-Aの製造中止とか、
アグファの倒産(だったっけ?)とか、SX-70フィルムの製造中止とか。
どれも自分で使っているカメラ・フィルムじゃないので今のところ痛くも痒くもないんだけど、
やっぱり強烈な個性を持ったこれらの品が無くなって行くのは淋しいなと思う。
(そういやコニカミノルタもフォトイメージング事業の縮小を宣言してたんだっけ?^^;)




いきなり話が変わるけど、個展のDM配りが順調である。
2000枚は多すぎるなーと思って1000枚刷ったんだけど、もう手元に40枚くらいしか残ってない。
半分の500枚はいろんな人に配布をお願いして、自分で配ったのが450枚くらい。
結構すぐ無くなるもんだな、というのが正直な感想。
他にも配りたいところがいろいろあったけど、今回はやめておいた。京都方面には1枚も配ってない。^^;
いつだかわからないが、今度個展する時には2000枚刷ろうと思う。

ということで、「まだ届いてないぞー」「言ってないけど実は欲しいぞ」という人がいたらお早めに〜。^^


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