日々あんだら
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2004年09月14日(火) アドバイス


22歳の晩冬。午後7時。
神戸市。国道2号線。
助手席で突然泣き出した友達。

その時僕は、彼女になにもしてあげられなかった。
なにもしてあげられないまま一言も口をきかず、まっすぐ前だけを見て車を走らせ続けた。

大人の男なら、こういう時になにをすべきかわかるんだろうか。だとすれば、1秒でも早く大人になりたい。
強く、そう思った。



6年後。
ほんの少しだけ大人になった僕は、時々あの時のことを思い出す。
そして22歳の僕に話しかける。

大丈夫。
そういう時はなにもしてあげなくていいんだよ。



また6年後。
34歳の僕は今の僕に、なんてアドバイスを贈ってくれるんだろう?




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