今日の夕刊に「ほがらか」ってコーナーに山折哲雄さんが「比較地獄」っていう文章を載せていらしゃって興味深く読ませていただいた。

「日本人は比較する事が好きな民族のように見える。」っていう話は本当にそうだなぁ〜何でも平均を出してそれと比べては「あぁ〜だ」「こ〜ぅだ」って言ってる。

「人間には一人ひとりに独自の個性があって、それはモノの価値をはかるように比較できるものではない」
って・・・理屈はわかってるんですけどねぇ・・・
山折さんも書かれてたけど「リクツはわかっていても行動がともなわない」んですよね。ついつい無意識のうちに自分と他人を比べてしまってる。

「性格につい、才能について、運命について、健康について比較する事をやめない。幸福について、不幸について、他人の背中を見ながら、他人の影を感じながら、比較しないでいられない。」
あぁ〜当たってる。意識してるわけじゃないけど・・・アノ人より自分は老けて見えやしないか？とか（笑）、この人はこれが上手だなぁ〜いいなぁ・・・とかって(^_^メ)自分の劣ってる事ばっかりが気になってしまうのよ。

「ところが、自分と他人をひとたび比較しはじめると、そのとたんに嫉妬が芽生え、不幸へと転落がはじまる。ヒトとヒトを比較することの不幸と絶望が出現する。そしてそのことを誰でも心の中で感じてるから、なお始末が悪い。結局、この比較地獄のなかをもがきながら生きていくほかはない。」
うぅ〜〜〜っ、ツライねぇ〜地獄ですか！？そういう事を意識するとほんと地獄だろうねぇ。
そういうのから逃げる手立てがあるのか？
「『ひとり』になりたいと切実に思うのがそういうときである。ひとりになって比較地獄から開放されたいと心から願う。比較地獄かに対するひとり天国への願望である。」って書いてあったよ〜。

この「ひとり天国」も自己満足的で曲者だと思うけど・・・
所詮わたくしは、結局は逃れられない凡人だもの〜と開き直って「比較地獄」にドップリ落ちていきましょう〜（汗）
そしたら、反対にもっと謙虚に自分を見つめなおして前向きに生きていけるかも！？なぁ〜んてネ(^_^;)