KYOKOの日記
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2002年09月11日(水) グラウンドゼロ

今日はやっぱりこれを書かない事には・・・
去年のアノ映像は未だに鮮明に脳裏に残ってる。WTCに飛行機が突っ込んだ??って最初はそんな感じだったのに・・・あのビルが崩れ落ちる瞬間をこんなに離れてる日本で・・・なんか無機質なモノを見るような感覚で見ていた一年前。
夢なら覚めて欲しいと願って眠りについたあの夜・・・しかしそれからのアメリカのテロ対策は、誰が敵なのか?どれをどうすれば気が済むのか?って気にさせる戦争状態。確かに亡くなられた方や残された方の気持ちを思うと心は痛むけど・・・テロに報復は結局お互いの憎しみしか生み出さない気がする。人間の英知ってなんなんだろう・・・
あの大接戦だった大統領戦で、もしゴア氏が勝っていたら又違った対応があったのかも?って思うと時代の流れはそうなるべくしてそうなっているのか??この先どうなるのだろう??
しかし今日はともかく亡くなった方の冥福を祈る事としよう。

昼から朋子と以前から行こう!って言ってた「司馬遼太郎記念館」に出かけて行った。文学としての興味っていうよりこの記念館を設計した安藤忠雄の建物を見よう!って言うのが目的だったけど・・・
司馬遼太郎の作品って・・・ほとんど読まなくってもドラマで見た!って感じ。私は個人的には時代劇作家といえば山本周五郎が好きなんだけど・・・

この建物・・・雑木林風のお庭を抜けると書斎が庭に面して見える。
そこを抜けてガラスのカーブした回廊を歩いていくと入り口があり一階フロアーから覗ける地下一階が展示室になっていて、壁面一面11メートルにわたって書棚になっている。
兎に角凄い迫力の本・本・本・・・明り取りのドライエリアと白いステンドグラスからの優しい光〜安藤忠雄作品の特色として有名な打放しコンクリートの壁は型枠のせき板を原則一度しか使わないおかげで触ってみてもスベスベでとてもキレイだった。
私自身はコンクリート打放しは住まいとしては冷たい感じがして余り好きではない(稲葉邸は打放しだけど・・・)んだけど・・凄く周りの建物(本当に一般の家が立て詰まった住宅地)とも違和感無く・・・ステキな建物でした。
そう言えば彼があのWTCの跡に何を建てたいですか?って言う質問に球体の一部として底辺の直径は200メートル余り高さは30メートルのゆるやかな大地のふくらみとなる墳墓を提案されているようです。


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