paranoia kiss
    
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 昨夜、もう2度とかかってこない人から電話があった。
 ドラマのような本当の話。
 別れた彼氏とのいきさつもドラマのようだったけど。

 元彼の嫁。つまり、名古屋で知り合ったあたしの親友から電話があった。(さとちんとしておく。)

 さとちんは名古屋の人。今は神戸に住んでる。
 一人で寂しいと言ってた。見知らぬ土地で一人は辛いと。

 彼はとても忙しい人で、土曜はたいてい出社している。
 普段も遅い。終電で帰ったり、帰れない日もしばしば。

 あたしは、会っているのかと疑われたのかと思った。
 もう、会ってないし、連絡も取ってない。もちろん、携帯の番号すら知らない。
 
 彼はもともと、マージャンやパチンコが好きで、気分転換によく人だった。

 知り合って間もなく結婚した彼女は、知らないことが多すぎたのかもしれない。

 あたしは、何も言えなかった。

 彼女を支えたい反面、もう彼にかかわりたくはなかった。

 さとちんは、知っていた。
 一生に一度の結婚式。
 その式場をあたしと彼が下見して、決めた場所であったことも。

 さとちんは、�猗爐老觝Г�したかっただけ。安定したかっただけ。�瓩噺世辰拭�
 
 彼女は�猗爐涼罎任△覆燭論犬�続けている�瓩箸盡世辰拭�
 式場も変えないということは、まだ何処かでアタシを忘れ切っていないと言われた。

 さとちんからしたら、そう感じたのだろう。
 一生に一度の記念の場所が、元彼女と下見した場所だと知ったら。
 そう感じるのもムリはない。

 悲しくなった。あたしはボロボロで、何度命を絶とうと思ったか。
 幸せになるはずのさとちんまで、そんなことを言い出す始末。

 結局、何も気づかず、形にこだわり、貫き通したのは彼だけ。

 彼は気づいてるんだろうか、嫁の気持ちを。

 もう、未練も何もないけど、さとちんに決めたと言ったのはヤツなのに。
 
 どうして、あたしに連絡が入る。

 声にならない、届かなくてもあたしは、叫び続ける。

 もう、さとちんをこれ以上不安にはさせないで下さい。

 悲しさと、苛立ちで眠れないまま朝を迎えた。




 

 

 

 

2002年01月24日(木)



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