2006年04月24日(月) |
HTML化がまだなのでここで裏Hbt |
「お前の誕生日だって。何ボケてんだよ」
「いーよ今年は、もう鉄板ネタもねーし」
「デビュー12年目、鳴かず飛ばずの 芸人みたいなこと言ってどうしたよ。 あ、何、相方と二人で祝いたいってか? 絶対邪魔するっつーの。相方いるなら連れてこいよ」
「相方なんていねーよ。俺もともとピンじゃん。 それに最近お笑いって感じじゃねーし」
「何いってんだよ、宴会部長!こちとら753貫徹週間がやっと終わって 飲みたい気分なのであります。 じゃ、綿密にネタ合せしとくから。9時集合ならいいよな」
「おい!」
バタンとドアが閉まる。
蓮実はくつくつ笑った。
「あたしたち、もう出欠取られてたけど。本人には最後に言ってんのね」
「ったくどいつもこいつも人、ダシにしやがって」
「三蔵さん、呼ばないの?」
「何で呼ぶのよ。 うちのスタジオのお笑い芸人もどきばっかの中 混ざってあいつ疲れるだけじゃん。 それにあいつ月曜仕事なんだから」
「訊くだけ訊いてみればいいのに」
「訊かねえ。てめえも絶対訊くな」
「最近印刷所のこととか色々メールで教えてあげて仲いいんだもん、 それに三蔵さんある意味ボケじゃん?皆もきっと突っ込みたがるよ、 ネタに困らないと思うなー」
「仕事で疲れて帰ってきた所、わざわざ呼び出すなんて! いいか、三蔵は俺様だけの相方なの!みんなの三蔵じゃねぇからな!」
ビシッと指を突きつけて、悟浄は荒っぽくドアを閉めて出ていった。
「…すんげぇヤキモチ妬き(笑)そうなると余計虐めたくなります」
蓮実の中のS心に火が点いた。
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