 ・・・ じんない
- 2004年06月03日(木) ラスト・サムライ
特典映像がよかった〜。 トム・クルーズと監督の対談や、時代考証の仕方やなんやかんや。舞台裏。 「日本人=お辞儀」の図式が固定している欧米人の日本人のお辞儀の場面の描き方は、大抵どこか何かヘンなんだけれど、そしてやっぱりこの映画もどことなくヘンではあったんだけど、監督がお辞儀も色々な場面場面でニュアンスが違うということを理解していたのでびっくりした。 勝信(渡辺謙)が天皇の前に平伏するシーンがあって、彼に平伏することの意味を教えられた監督が、勝信の最期のシーンに採用したというエピソードが好き。 とにかく、DVD見たらDISK2も必ず観ろ!って感じ。 あんなに日本文化や「武士の魂」に忠実に近づこうとした外国人の監督っていないのではなかろうか。
なんというか。
「武士道」「日本文化」そういうものが、こんなにも美しく凛としたものなんだということを改めて認識させられる映画だった。 日本人じゃない人たちが作ったなんて信じられないくらい、しっかり作られている。 皇居だけどんなもんかしらという感じだったけど(笑) 自分で調べてないのでなんとも言えない。 でもあの監督のことだから謁見の仕方でウソを描いたりはしないだろう。
・・・珍しいことなのだ、私がミュージックビデオじゃなくて映画のDVDを買うなんて。
ところで小学生の同級生殺害事件。 上司が別の部門の男性と話していた。 「核家族化が原因の根底にある」 私は何かというとこの結論に持っていくのが嫌いだ。 話がそこで終わってしまうからだ。 今更3世代家族の時代には戻れないし、子供もたくさん作って祖父母と暮らすことを今から推奨してもムダだし。 問題は確かに家族のあり方であるのだろうけれど、父親の精神的不在や公園デビューなどという状態を作り出す馬鹿げた社会のあり方が問題。もっとも「公園デビュー」はマスコミが作った言葉であり、そう名付けられたがために一層一つのハードルとして捉えられるようになってしまったのだと思う。
また肉親による子供への虐待問題については、その親が自分の親にどう育てられてきたかまで遡ることが必要。 あるいはこれも「核家族化」による、相談相手がいない、家の中に暴力を振るうものと振るわれるものしかいないという状態になってしまうということも要因の一つではあろう。
なんだか急にマジメなことを語った上にまとめられない(苦笑)
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