徒 然 散 歩 道
2004年06月16日(水)  久しぶりに読書
雑誌・漫画以外を真剣に読むのは、ホント久しぶり。
「高熱隧道(こうねつずいどう)/吉村昭」を昼休みに読み耽ってます。
隧道とはトンネルのこと。
この前一緒に飲んだ業者さんが貸してくれました。
もうその人が何度も何度も読み返したみたいで、表紙はボロボロ。
正直言って、最初はあんまり乗り気じゃなかったんだけど、これがまた。
借りてから1週間後、何気なく読み始めたら、面白いというか、世界に引き込まれていってしまって。

「黒部第三発電所―昭和11年8月着工、昭和15年11月完工。
 人間の侵入を拒み続けた嶮岨な峡谷の、岩盤最高温度165度という
 高熱地帯に、隧道を掘削する難工事であった。犠牲者は300余名を数えた。
 トンネル貫通への情熱にとり憑かれた男たちの執念と、予測もつかぬ大自然の
 猛威とが対決する異様な時空を、綿密な取材と調査で再現して、極限状況に
 おける人間の姿を描破した記録文学」

とあるように、ノンフィクションなんですが。
少しばかりトンネルに関することを知ってるだけでも充分入り込めるほど、
一つ一つの表現が緻密で、目の前にその惨状がみえてくるくらい。
まだ読んでる途中だけど、続きが楽しみでしょうがないです。
この本を大事に、そして同じ仕事に携わっている誇りを持って何度も読んでるあの人を尊敬します。
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