徒 然 散 歩 道
2003年06月25日(水)  元気にしてますか?
久しぶりにタイトルが長い。

ばあちゃんがこの世を去って今日で2年になる。
2年前のあたしはプー太郎で、その日、けっこう遅くまで寝てた。
そこに病院から電話がかかってきて、ばあちゃんの容態が急変した、と。
ちょっとパニックになりながら着替えて、急いで病院へ。

間に合わなかった。

あたしより先に家を出た親父やじいちゃんも死に目には逢えなかった。
ばあちゃんを独りで逝かせてしまったこと、今も後悔してる。
でも、それよりもっと後悔しなければいけないこと。

前日の夕方、あたしはいつもどおりばあちゃんの世話をする為、病院へ。
いつも長い時間いるから、雑誌なんかも買って。
一通り、することは終わって、一息つこうと雑誌を広げたら、
「そんなの、読むな」
と、ばあちゃん。
肺に水が溜まってしまった為、背中に穴をあけてパイプを通し、水を排出しなくちゃいけなかったから、
仰向けになることができなくて、ずっと右を下にした体勢で寝てたばあちゃん。
だから、あたしに背を向けたまま、ぼそっとそう呟いたんだけど。
そう言ったと思ったら、
「こっち来て、手、握ってて」
なんて言い出して。
今日はなんだか我儘だなー、なんて思ってた。
今となっては、もう最期かもしれないってわかってたのかなー、とも思える。
その日、飲み会の約束が入ってた。
いつもならもうちょっと長くいるんだけど、約束の時間になったから少し早めに帰ったんだ。
「ばあちゃん、帰るね」って言った時の、ばあちゃんの寂しそうな顔。

これが一番の後悔。

あの日はちょうど日曜日で、あたしの後は誰もお見舞いに行かなかった。
だから、ばあちゃんにとってみれば、この世で最後に逢ったのがあたしだったんだよね。
なのに、あたしは目の前の楽しみを大事にしてしまって、ばあちゃんに寂しい思いをさせてしまった。
こればっかりは、後悔してももうどうすることもできないんだけど、
あたしがずっと背負わなきゃいけない(っていったら大袈裟かもしれないけど)罪だと思う。
独りで苦しんでたばあちゃんのことを思えば、こんなのなんてことないけど。

ずっと、ばあちゃん子だったからなぁ。
恩を仇で返しちゃったみたいだ。
今更気付いても遅いのに。
ばあちゃん、寂しい思いさせちゃって、ごめんね。


そんな思いを持ちながら行った2年前の石狩。
ちょうど同じ時期に、御婆さんを亡くしたタクロウさんの言葉が、
ナイフのように胸に突き刺さったのが今でも忘れられない。
きっと、あの場所にいたファンの中で、一人違う意味の涙を流していたはず。


ばあちゃん、そっちは過ごしやすいですか?
Past / Menu / Will / The second edition えみ //
エンピツユニオン