はてしないたわごと
なんとなく、書く
「いずれそのときは来る」

新しい手帳を買った

真っ白なページに、いそいそと書き込んでいく
新しい日々への期待をこめて、書けるだけ、たくさん

予定を書くだけじゃ、物足りなくて
友達の誕生日をメモしてゆく
ついでにあなたのぶんも書くことにした
少し迷ったのは、ちょっと照れくさい気がしたから

後ろのほうのページを開く
そこには終わったばかりの先月の数字

今年は何曜日だろう
書き込もうとしたブルーのペン先がとまった

このまま消すことの出来ない青を書き留めたら
つぎの冬が来たとき
その青は容赦なくわたしの胸を突き刺すかもしれない

「いずれその時は来る」から

だからペンじゃなくてエンピツに持ち替えた
うすくてかすれたグレーの文字

わたしは卑怯者


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お題提供元「やること無いから。」
2006年02月27日(月)

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