木洩れ日
零れ落ちる光を拾い集めて

2005年04月30日(土) たましいは

 「たましいは美空へかえる白木蓮





「どう思いますか格差社会」 2005,4,2



なんなの?NHKの「どう思いますか格差社会」って
全部みていた訳じゃないけど・・インターネットを使い
質問しながら番組を進めているようでした。

かくさ【格差】
同類のものの間における、価格・資格・等級・水準などの差。
「―が拡大する」「―が生じる」「賃金―」
格差のない社会なんて、どの時代にあったの?

参議院 予算委員会(3月10日 )で社民党の福島みずほさんが
「今の社会の最大の問題点を社民党は、格差が拡大をしている
ことだ、住みにくい社会になっていることだ。このことについ
てどう考えるのか。」と質問していた。同じだ。

こういう印象論で決め付けて世論を誘導していくようなことは
良いことではないと思う。


ローマ法王ヨハネ・パウロ2世 2005,4,3



ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が
日本時間3日午前4時37分逝去。
四半世紀余にわたる在位中、他宗教と対話や
和解を進め、世界の平和を訴えた。11億人
近いカトリック教徒の精神的な支柱で、母国
波蘭など東欧諸国の変革にも影響を与えた。
           (朝日新聞より)

 たましいはみそらへかえる白木蓮


実家に 2005,4,6



実家母が足を傷めたというので、妹と出かけました。

電車で、お花見に行くらしいグループと乗り合わせ、
大きな声が通路を挟んで飛び交うのに驚きました。
行楽に行く高揚した気分を、周囲の人たちと分かち
合おうと思うのか、それとも周りに全く無頓着なの
か。はて?

実家に着くと、独り暮らしの母は勢いよく話し始め
ます。昼食を食卓に並べ、食べ始めても止まりませ
ん。次々に話題は変わり口を挟む余地もなく、妹と
私は押し黙ったまま食事を終えました。

母の足は日にちはかかりましょうが、歩けるのでまあ
なんとかなるでしょう。家の中の掃除と、病院や郵便
局の用事とを分けて行い、帰りました。


さくら満開 2005,4,9



家の前のさくらも東公園のさくらも・・

今日はいたち川プロムナードを夫とリュウと散歩。
歩いていると汗ばんでくるほど暖かく、さくらは
一気に開き、そしてちらほら散り始めた。
久しぶりにカワセミに出会った。

夫、数値が0.1だけ悪い方へ。帰りが遅く、夜散歩
が出来ない日が多かったためだと思う。それにして
は・・0.1・・まあまあね ^_^;


頑張るお店 2005,4,17



小さな商店街で頑張っていたパン屋さんが、今日で閉店に
なってしまいました。近くにスーパーマーケットが出来た
り、一世帯あたりの家族人数も減っていることから、売り
上げが少なくなっていることはわかっていましたが、電話
で注文すると配達してくれたり、車で売りに廻ったりする
など工夫をしていたお店です。しかし、機械の入れ替えが
必要になったのを機に、閉店を決めたということです。
地道な商売をしていたお店が、このように消えていくのは
淋しいものです。私も最近はついでにスーパーで買うこと
も多かったので、近くのことに鈍感だったなぁと、つくづ
く思います。

パン屋さんとは違う商店街にあるお豆腐やさんも、やはり
売り上げが少なくなって困っています。たまたま犬と散歩
中の夕方に立ち寄り、ガンモドキ2枚買っただけなのに1枚
余分に入れてくれました。次に寄った時お礼を言うと、
「余ると捨てなければならないのでね」と言われました。
そして、材料を選ぶところから全て手作りした製品を捨て
なければならないのは、お金には換算できない辛さがある。
今日はレジの中にまだ千円札が2枚しか入っていないのだと、
少し笑いながら話してくれました。

たくさん稼ごうと思っているわけではない、穏やかに黙々
と商売をしている人たちが、立ち行けなくなる、または続
ける気力がなくなってしまうとは。地域にとってとても残
念なことだと思います。


「竹生島」 2005,4,20



久しぶりのお稽古でした。

 謡曲は「竹生島」
  おもしろや頃は弥生のなかばなれば。
   波もうらゝに海のおも。
    霞みわたれる朝ぼらけ。
     のどかに通ふ舟の道。
      憂きわざとなき。心かな。

 仕舞いは「紅葉狩」
  師 ・・どうです。そろそろお舞台に。6月には?
  私 ・・トンデモ トンデモ
  叔母・・袴なら何枚もありますよ
  私 ・・イエ イエ
  師 ・・経費はご心配なく
  私 ・・イヤ イヤ 
  ダメデス!ゼッタイシマセヌデキマセヌ!
  ねぇ 


要らない政治家 2005,4,21



綿貫氏は「政府が先回りし、党は後からついてこい
という形になる。納得できない」と。・・・・
先だとか後だとか、なんとくだらないことを言う人
なんだ。自分たちで選んだ首相なのに。 
中二階といわれている人たちは表に出てこない。我
が身がかわいい人ばかり。情けない。

自己の名誉や利益のために高い地位を求めたり、
安泰を妨げられるを嫌ってしり込みするような
そんな政治家たちは、 いらない。


漠然とした不安 2005,4,22



私は、創価学会・公明党に対してあいまいな不安を持って
います。

公明党の体質は、例えば、政界回顧録にて政党の在り方を
批判した元公明党委員長竹入氏に対する、品性を欠いたバ
ッシングなどにも現れていると思います。批判者の人権は
いっさい認めようとしない党が、人権擁護法案成立に熱心
です。

古賀氏は「私の不行き届きと力不足で、未だに最初の関門
を突破できない状況だ。公明党の皆さんには申し訳ない」と
言っていました。その後、公明党は法案成立に慎重な姿勢に
なったと報道されましたが、反対意見の沈静化を待っている
だけでしょう。池田氏に対する色々な情報がネットに流れた
り保存されたりするのも都合が悪いことだと想像します。

野中氏も創価学会に近く、森氏引退後の総理総裁候補として
公明党が一時強く推していました。公明党は、外国人の地方
参政権も要求しています。色々な分野に創価学会が入り込ん
でいますし、小沢一郎氏と組んで政権内部にも入った公明党
を、批判できる自民党議員はいません。公明党を率いる池田
氏が全体主義国家を目指しているという指摘を、間違ってい
ると思われますか?

国民の支持率は数パーセントではありますが、上手く扇動す
れば、理性では止めることの出来ない熱狂的な共鳴作用を引
き起こすことが出来るのではないかと思います。

宗教の・・特にカルトと見られるグループには、いつの時代
も「熱い血」が流れているのではないでしょうか。


小泉さんの演説 2005,4,23



 小泉首相演説要旨【過去50年の歩】部分

 50年前、バンドンに集まったアジア・アフリカ諸国の前で、
我が国は平和国家として、国家発展に努める決意を表明しま
したが、現在も、この50年前の志にいささかの揺るぎもあり
ません。
 我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、
とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え
ました。こうした歴史の事実を謙虚に受けとめ、痛切なる反
省と心からのお詫びの気持ちを常に心に刻みつつ、我が国は
第二次世界大戦後一貫して、経済大国になっても軍事大国に
はならず、いかなる問題も、武力に依らず平和的に解決する
との立場を堅持しています。今後とも、世界の国々との信頼
関係を大切にして、世界の平和と繁栄に貢献していく決意で
あることを、改めて表明します。

これは、「謝罪外交」などと言われる演説ではありませんね。

  日本は平和国家として国家発展に努め、世界の平和と
  繁栄に貢献してきました。今までも、これからも、変
  わりません。世界の皆さんにはお認めいただけること
  でしょう。
  しかし、日本の貢献を自国民にも知らせず、繰り返し
  文句を言い続ける国は・・どうも・・ナンですねぇ
  いや、こんなことは言いませんがね 

という感じ。言わずに踏みとどまるところが、なかなか。
って、思いましたが・・。


中山文部科学相 2005,4,24



3月の参院予算委員会での中山文科相の答弁をTV中継
で聞いて以来、適任の大臣だと思っていました。24日の
朝日新聞に、クローズアップ記事が載っていました。
(朝日も、社説とか素粒子など止めて、こういう
取材記事で事実だけを書いてくれたらいいのに)

「詰め込みよりたたきこみ」「漢文の素読をすべきだ」
などと厳しいタイトルですが、内容は教育者として至極
当たり前のことです。決して精神論風ではありません。

それに対して解説記事にはこのようなことが書かれてい
ました。
 【だが、彼の考え方は子どもたちに届くのだろうか。
 中高生からは「競い合う先に何があるのか」という
 感想が寄せられた。
 「がんばれば一生が有意義で幸せなものになる」と
 信じる中山氏と、「その幸せとは何なのか」を問う
 十代と。両者の落差はあまりにも大きい。】


幸田露伴の「努力論」にはこのように書かれています。
 
 人はややもすれば努力の無功に終わることを
 訴えて嗟嘆するもある。然れど努力は功の有と
 無によって、これを敢えてすべきや否を判ずべ
 きではない。努力ということが人の進んで止む
 ことを知らぬ性の本然であるから努力すべきな
 のである。

私は、「競い合う先に何があるのか」という問いに、答え
る必要はないと思っています。
「やればわかるよ。やってごらん」でいいのです。なぜな
ら、今の若者に対しても、「努力すること自体が人の本性
である」という期待を、当然持って良しと思うからです。

数十年で人間の本質が変わることはありません。しかし、
環境は大きく変わっています。私は、今のように目まぐるし
く移り変わる雑多な環境を、シンプルにもどしてやる必要は
あると思います。

残酷な映像などが青少年に与えている影響を調べ、規制す
べき対象はそうするべきです。また、教育現場で進められて
いる「男女共同参画」も検証し、見直すべきところはそのよう
に正すべきだと思います。

中山文科相は「教育とは百年の大計ですよ。そう思って先を
見てやってるつもりですけどね」と言われています。反発も
多いでしょうが、頑張っていただきたいと思います。


JR福知山線脱線事故 2005,4,26



25日午前9時20分ごろ、兵庫県尼崎市久々知の
JR福知山線・尼崎駅と塚口駅の間で、快速電車の
前の5両が脱線したもので、このうち、2両が線路脇
のマンションの1階部分に衝突し、車両が大きく壊れ
ました。兵庫県警察本部によりますと、この事故で亡
くなった人は73人に上っています。けがをした人は、
442人となっています。警察や消防によりますと、
1両目の車両には、まだ生死が不明な数人がいるもよ
うだということで、救出作業が続いています。NHK

JR西日本が「置き石の可能性がある」としている、
レール上の痕跡の分析をはじめ、これから事故原因の
調査が行われましょうが、信じられない大惨事です。


柳田邦男さんが20年も前に出版された本の中で、この
ように書いていらしたのを思い出します。

『大事故が起こると、関係者はしばしば「信じられない」
という感想を漏らすが、それは危険な内実がふだんは見え
ていなかったことによるものであろう。その意味では、多
くの事故は見かけ上は「信じられない事故」という形態を
取る。』
『続発する物騒な事故の共通項は何であろうか。一つ一つ
の事故原因を見ると「まさかそんなミスを」「そんな欠陥
が」「そんな故障が」と考えられていたに違いないものば
かりである。
つまり共通項とは、人間はとんでもないミスを仕出かす動物
であり、人間が作った装置はどんなところに欠陥や故障が入
り込むか油断も隙もない、ということである。
安全のために、フェイル・セーフの機構が何としても必要な
理由は、そこにある。いまのままでは、とてつもない大事故
がもっと起こる危険がある。』

もう20年も前に、フェイルセーフの必要が認められていた
はずなのです。私は、電車などには当然ATS装置がついて
いるし、人為的なミスによる事故は未然に防がれるはずだと
思っていました。それなのに!

事故直前に同線伊丹駅で同電車は、オーバーランを起しまし
た。その距離について、始めは約8メートルと報告していま
したが、実際の距離は約40メートルだったということも判っ
ようです。

しばしば問題のあったとされる、23歳の運転士に何百人の
命が託されていたというのだろうか!フェイルセーフもなく!


ゴールデンウイーク始まり 2005,4,29



  誰かがそっと肩に手を
  置いた気がして振り向けば
  眩い若葉 輝く青空

息子夫婦と孫来たる。
娘夫婦の居る町で途中下車。夫と私が今か今かと待ちわ
びる改札口に、ベビーカーに乗ったいおたん登場。

新幹線の中、困らせることもなかったそうですが、見知
らぬところへ来て、ちょっと緊張気味のお顔。迎えに来
てくれた娘夫婦の案内で新居訪問。駅より徒歩15分弱。

お城と海の見える気持ちの良い部屋で、夕食は娘の手料
理。いおたんはいただいた玩具で遊んだり、離乳食を食
べたり、ご機嫌。

とろ〜り美味しい大吟醸やシャンパンも飲んで、ゆっくり
し、帰宅。楽しい一日でした。


にぎやかに 2005,4,30



パパとママの愛情たっぷりに育ったいおたんは10ヶ月。
よく笑ってくれます。パパとママはちょっとお買い物で、
夫と私お留守番をしましたが、ママの作った美味しそう
な離乳食も食べ、ミルクも飲み、お昼寝もして、少しも
困る事はありませんでした。
息子の兜の飾りの前で写真も撮りました。

昼過ぎに娘夫婦来訪。家に残っている本を持っていくと
いう。新しい本棚がきてましたね。本読みブログも始め
て好調のようですし、本もますます増えそうです。



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