備忘録
こば



 拉致―知られざる金大中事件

中薗英助 新潮文庫

今日、昼間やってた「突入せよ!『あさま山荘』事件」の特番を見忘れた…く、悔しい。読売夕刊に役所さんのインタビューが載っていた、佐々さんはこの完成した映画を見ると泣いてしまうので試写会どうしたらいいか悩んでるらしい。

じゃなくて、映画「KT」の原作である「拉致」を読み終わりました。最初本屋でチラッと見たときは難しそうなんで1年間くらいかかるかなと思っていたのですが面白かったので早々に読み終わりました。(ちなみに1年くらいかけて本を読むのはよくやる…「指輪物語」とか「愛と幻想のファシズム」とか)
映画は同じ金大中誘拐事件を取り扱ってるもののかなり脚色されていてまったく別物と言っていいです。佐藤浩市さんの冨田氏の役は原作では2回しか出てこないし、KCIAのキム・ガプスさんの役も映画の方がかなりかっこよく素敵に描かれております。この主役二人の取り上げ方は原作とは本当に違っていて細かく内面を表現しています。また原田芳雄さんの新聞記者の役はまったくオリジナルの役だった。原作は金大中の内面まで描かれていたのですが映画では誘拐事件の象徴としての役割で上の人という感じでした。
しかしどこかで読んだ話だと新井晴彦脚本ではキム・ガプスさんのKCIAの役の悲哀にかなり重点がおかれていたらしいのですが阪本監督はそれを佐藤浩市さんの自衛隊員の役の方へ重点を置くように変えたらしい、二転三転してるなあーなんともすごい。

映画・原作とも十分面白かったですーこれはすごいことかも「模倣犯」も原作に脚色加えられているというのでこういう感じならいいなと思いました。

2002年04月27日(土)
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