備忘録
こば



 「源頼朝の世界」

永井路子 中公文庫

私は小学校のころから義経よりも頼朝派なので(頭のいい人のが好きだから)このタイトル嬉しくなりました。(昔買った吉川英治の「源頼朝」は半分以上義経の話でがっくしきたことがある…)
永井さんの小説はちょっと合わないというか苦手なんですけどこの手の読み物はとても読みやすくて面白いので好きです。鎌倉の入門書としてはピカイチなのではないでしょうか?
特にこの本はいろいろなところに書かれたものを集めたものとはわからないほどぴしっと決まっていてバラバラ感がなかったです。鎌倉と言うとどうしても頼朝・北条氏くらいしか出てこないのですがいろいろな氏族についても詳しく紹介されていてとても興味深かったです。
乳母の話は永井さんの他の本でも読みましたが今回のように詳しく関係などを説明されるとなお説得力があります。この方は本当に勉強家だし発想力のある方だなと思います。

というわけで現代語訳版でもいいから「平家物語」か「吾妻鏡」読んでみたくなりました。

2001年12月26日(水)
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