備忘録
こば



 「堀部安兵衛」下

新潮文庫 池波正太郎
父親の死から高田馬場の決闘までは安兵衛を中心とした成長の物語一本で構成されていてとても面白く読みました。堀部家に養子に入ってから仇討ちまではまるで別の話のように文章も忠臣蔵の仇討ちとなると安兵衛のみ中心ではありえず、少し付け足しみたいな印象を受けました。が忠臣蔵の話が短くわかりやすく述べられてるのでこの2つは分けて発表されてもおかしくない出来です。

しかしやはり本文の3分の2以上割いて書かれている14歳から高田馬場の決闘の顛末までは池波正太郎の魅力が満載でやはりストーリー、キャラクターとも悪役にいたるまで魅力的ですばらしい。ちなみに私のお気に入りは鳥羽又十郎。ともかく読んでおいて損はないです。ついでに残りの部分で忠臣蔵もちょいと頭にいれられます。年末ドラマ見るまでにきっと頭にいれておいた方がいいですよー木村さんファンの方々ー。そして池波フリークになりましょう。

読み終わってドラマも高田の馬場の決闘と吉良家討入りに分けて2部構成にするのがベストだなとかいろいろ考えているあたり実は私年末時代劇にかなりの期待を寄せているようです。


2001年11月04日(日)
初日 最新 目次