万談館
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2006年01月08日(日) 「アイスウィンドサーガ」の1巻が出たよ〜。

「ドラゴンランス」に手が出なかったが、これにははまった。
ドリッズドとアカルケッセルの名前だけは今も覚えているw
同時期に出たムーンシェイ・サーガの方がAD&Dっぽいと思ったが、こっちの方が気持ちよいキャラクターと話で良い。
当時のTRPGサークルでも紹介したことがあって、その文章を原文のままで載せよう。
なお、これは富士見ドラゴン文庫版なので、今回の新しい本とは違うところがあるかもしれない。

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万談館
第3話 ダーク・エルフの戦士の話


今回は、私が戦士系のキャラクターの一つの手本となった小説です。
AD&Dの小説紹介、第2弾、「アイスウィンド・サーガ」です。
この話は、魔法使いより戦士がメインで、マジックアイテムも豊富に出てきます。
そして、マジックアイテムの登場の仕方がまたかっこいい。マスターは参考になると思います。
ますは、キャラクター紹介から、

ドリッズト・ドゥアーデン。(CG)
ダーク・エルフのレンジャー。
彼はダーク・エルフの地底世界を捨て、陽の光の差す地上を選びます。
その黒い肌のため、人間から迫害を受けますが、信頼で結ばれた友人とともに生きていきます。
シミター2本を両手にあやつって戦います。
そのうちの1本は、ドラゴンを倒して、その財宝の中から見つけた魔法の剣です。
(ドラゴンとの戦いは必見!ドラゴンの戦い方がわかり、その強さもわかります。)

ブルーノー・バトルハンマー。(NG)
ドワーフの戦士。ミスリル族の族長であり、武器鍛冶屋です。
彼は、一族の失われた故郷、ミスリル・ホールを探して旅をしています。
彼はイージス・ファング(※)というマジックアイテムを作り上げます。
(イージス・ファングを作り上げるシーンは、必見!非常に参考になります。)
※一般に「サンダーボルトハンマー」と、呼ばれています。

ウルフガー。(CG)
蛮族の戦士。
最初は蛮族としてブルーノーと戦いますが、敗北。
ブルーノーに鍛えられ、立派な戦士として成長します。

キャッティ・ブルー。(NG)
人間だが、ブルーノーの養女。
始めは、生活感のない3人を世話をするくらいで、活躍はしなかったのですが、魔法の弓であるタウルマリルを手にしてからは、一気に強くなり、遠距離攻撃能力の乏しい3人をフォローします。

レギス。(CN)
ハーフリング。
トラブルを起こして、3人をピンチにするのが得意。
後半、捕われの姫の役目をする。
3人がこいつを助けに行くのだ。

グエンワイヴァー(※)。
縞メノウでできた豹の彫像で、ドリッズトが呼んだ時、異世界より呼び出され、黒豹の実体を表します。
使用者の言葉も理解します。
3人と共に旅を共にします。
(マジックアイテムですが、好きなので。)
※「ワンダラス・パワー・フィギュアリーン」と一般に呼ばれています。

アルテミス・エントレリ。(CE)
ドリッズトのライバル。
凄腕の暗殺者で、サーベルとダガーをよく使う。
ドリッズトと互角に戦う技量を持っている。
「狡知にたけた冷血漢」と本の紹介にあるが、まさしくそうである。

ハークル・ハーペル。(TN?)
この作品に珍しい魔法使い。性格は変。

アカル・ケッセル。(CN)
1巻で、いきなり魔石クレンシニボンを手に入れ、強力な軍隊を作り上げる。
で、2巻でやられる。
こいつの作った軍団は、蛮族やゴブリンを率いて、グレーターデーモンを召喚し、フロストジャイアントが先鋒にいて強力だったのだが、結局3人にやられた。
軍団が弱かったのか、3人が強かったのか。
でも、RPGをやってると、結構こんなものだよね。


さて、ここであらすじをと思ったのですが、この作品は、非常にRPG的で、イベントの連続です。
始めは、ゴブリン、オーガー、トロール、蛮族、ジャイアント、等々の軍団と戦い、北原の人間の町を救います。
それから、ホワイト・ドラゴンと戦い、グレーターデーモンと死闘を演じ、プレーン界の精霊を倒す。
フレッシュ・ゴーレムと素手で1対1で戦い、暗殺者に背中を狙われる。
湿地帯を横断する1週間の間、水中に隠れるワームを叩き、何度も襲い来るトロールの集団と戦い続ける。
ミスリル・ホールで、ドワーフ族を滅ぼしたブラック・ドラゴンに復讐し、ドゥエルガーを追い出す。
船の上で海賊船に乗り込み、町の下水道で、ワーラットとネズミの群れに囲まれる。
下位プレーンに落とされ、下級デーモンと絶望的な戦いを続ける。
ありとあらゆる場所で彼らは戦います。
いつも同じ場所、同じ敵ではつまらない、という人は一読あれ。

余談ですが、訳者の風見潤は、ソノラマ文庫で、クトゥルフ対超能力者の作品を書いています。かなり昔の作品ですが。
私は11年前に読みました。

富士見ドラゴン・ノベルズ
アイスウィンド・サーガ(全6巻)
著/R・A・サルヴァトーレ
訳/風見潤
1. 魔石の復活
2. 水晶宮の崩壊
3. 暗殺者の影
4. 暗黒竜の冥宮
5. 海賊海峡の死闘
6. 冥界の門

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うわ、今読むと恥ずかしいw


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