最近ＦＭからほのぼのとした曲が流れてきます

それはマッキーとハマちゃんの「チキンライス」

手を止めて歌詞をじっくり聞いたりすると

そうだよなぁ　と　少し昔を思い出しちゃったり



子供の頃たまに家族で外食

いつも頼んでいたのはチキンライス

豪華なもの頼めば二度と連れて来ては

もらえないような気がして　〜「チキンライス」より



子どもの頃と言っても私の時ではなくて　息子達の事



今夜は外で食べようか　とか　お昼は何か取って食べようかとか

そんな習慣はまったくなくて　何処かへ遠出したときでない限り

外食なんてあり得ませんでした　

いやいやだってさ　こんな田舎町にワザワザ食べに行こうかなんて店がなくて

ましてファーストフード店なんて今現在もないし（笑）

それに旦那は殆どいなくて　私一人で団子３兄弟を連れて行って

物を食べさせるなんて芸はなかったし



それでも年に一度くらい外食する機会があって

その時の息子達ったら　店の中がめずらしくて目だけがキョロキョロ

本当はあちこち探検に歩きたかったのだろうけど

旦那が人の迷惑になることをとても気にする人なので←自己中とも言うが

息子達はイスの上で直立不動状態

もちろん　お喋りすることも許されません

そして写真入りの美味しそうなメニューを見て今度は目がキラキラ

きっと息子達の中ではどれを食べようかと夢心地だったでしょうね

ところが　私って奴は上限つける母なんですよ〜（笑）

「あんたたち　どれでも食べられると思ったら大間違い」

「８００円までの物を頼みなさい」　<(｀^´)>

ここで皿一杯に乗ったご馳走の夢は破れた事でしょう



以来　我が家の外食価格は１人８００円までが定番でした

それでも　外で食べられるという　生活の温もりを感じて欲しいと思ったものです

いやだってさ８００円だって贅沢しょ

８００×５人＝４０００円ですぜ

１０年くらい前の４０００円と言ったら　家族５人の４日分の食費だよ〜

それが１食で飛んでいくんだから　目の玉飛び出るしょ

大きな声で言える程私はまだベテラン母ではありませんが　

「子どもは貧乏で育てる」←言ってるし

をモットーにしてきたわけです

贅沢に育てたって何も良いことなんかありゃしねぇわけよ

「チキンライス」の歌詞にもあるように　あの頃は食べられなかったとか

うちではそんな高価な物を買って貰えなかったとかさ

ちょっと可哀相だけど　手に入らない物があったというのは

将来いつか手に入れたいとか　いつか食べてやるぞ　みたいな

希望というか野望をもてるじゃん

私だってね　ただのケチだった訳じゃないのですよ　うんうん



なんて事を考えられるって事もまだ生活に余裕があったから考えられたのかもね

本当にどん底の生活ならそんな将来に向けてどうのなんて考えられないもの

でも今の日本で貧乏の基準もお金持ちの基準も

いったい何だか全然わからない訳で

そりゃあお金はあった方が良いけれど　

それよりも気持ちがホッと出来る生活が何であるかと言う方が大事だよね



ＣＭでハイムさんの「幸せの貯金出来ますよね」とかクッサ〜イのがあるけれど

でもホントに積むことが出来て　そして時々外にも放出できれば良いと思う





な〜んてあの頃は勝手に酔いしれていたわけですが

実際のところ　息子達からは非難轟々　（爆）

年齢が上がる毎に　クソ生意気になりやがって

「今どき８００円なんて　あり得ねぇ」とか「ふっ　貧乏ってやだね」とか



かっわいくねぇ〜　（Ｔ▽Ｔ）



今でも外で食べるときに　「８００円まで？」と嫌みったらしく聞かれますよ（爆）