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●京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」。 読書日記なのは久々だ。つか元々こっちではあんまし書いてなかったけど。今こっちしか書いてないからな… ええとですね、元々そんなに京極出たら即買いで絶対読む!とかいうほど熱心な読者ではなかったりします。ハコまではすんごい熱心に読んでたんだけど、その後の話はとりあえず読んだけどどういう話だったか覚えてないぐらい。←なので次の作品出た時に前の話のネタが続いてると一体何がどうなってこうなってるんだっけと困惑するダメ読者。なのでもちろん今回も、何で関口くんがあんなことになったんだったか(多少は覚えてるけど)殆どわからない始末。っていうかこれの前ってどういう話だったっけ?っていうレベル…
まあそんなダメ読者な私ですが、このシリーズでは関口くんがなんだか一番好きなのです(ホモ萌えとかではないのでと予め。よく意外だと言われますが、比較的ミステリではホモ萌えしません←こないだ我孫子武丸作品で萌えまくってたじゃん)(我孫子作品はちょっと別)。そしてオンモラキを先に読んだ人々から、関口くんが復活とか関口くんが活躍とか関口くんがよかったという情報を得て、だったら読まなきゃ!と購入して読んだのです。読んだのですが…(軽いネタバレになるかもしれないので反転)
めっさ悲しい話じゃん! これ!! もー真夜中(つかむしろ早朝)にベッドの上でたまたん腹の上に乗っけた状態で号泣ですよ私。ネタバレになるのであんまし書かないですがなんつーかもう後味悪いっていうか何ていうか。流石にこの話はどんな話だったか忘れないだろうな。途中で大体こんなような話だろうなと思ったのがほぼ合ってたけど、合っててほしくなかったよ…はっきりとした悪人なり狂人なりがいてそれによる犯罪だった方がまだよかった。もー関口くん復活してよかったねとかいう気持ちにもなりません…面白かったけど! でも面白さと読後感の悪さはまた別…いや読後感が悪いってよりも単純に後味が悪いのか。彼女がすごく魅力的に書かれてたから余計にね…最初から関口くんじゃなくて京極堂が行ってたら、とかエノさんの目がちゃんと見えていたら、とかその他諸々ああだったらこうだったらっていうのを考えちゃって眠れなくなってしまいましたよ…
んでもって眠れなくなったけど寝ないと翌日の仕事がヤバイので、とりあえず手元にあった未読のオリジナルホモを読んでみた。比較的エロエロアホアホな方のなのである意味幸せな気分で眠りにつけるかと。…なのにその話も痛かった…もー泣いた後だから涙もろくてまたもや号泣ですよ。アホエロホモで。そうだったこの人たまにすごく痛い話書く人だった…でも最後は多分一応ハッピーエンドらしきものになっていたのでどうにかこうにか眠りにつきましたが。でも絶対納得いかないー。どうして受の人あれで許しちゃうの? 許せないっしょ普通ー。
まあそんなカンジです。ちなみにえーと京極ファン多そうなので誤解を招かないように注釈。ハコまでは熱心だったけどそれ以降は、ってのはですね、別に面白くなかったとかそういうわけではなく、むしろハコが私にとって特別面白かったのです。当時別の友達とどれが好きかって話になった時にも言ったんだけど、私はポンと手を打つ結末が待っている、「よくできた話」が好きなんです、読むのは。ミステリ読んでても、もちろんキャラクターに感情移入がしやすくてストーリーがいいものも大大大好物なんですが、非常に小説としての構成がうまいっていうか情報の提示のし方がうまいっていうか、うわーあれはこうだったんだ!みたいなのを与えてくれるのがとても好きです。もう読んだのは随分前だからその頃にどう思ったのかわかりませんが、多分そんなわけでハコが好きなんだと思う。あれは何度も読んだ覚えがある。
やられたーってのが欲しいんだよね、講談社ノベルス系の小説からは。←素直にミステリと言えないのはミステリのくくりじゃない話も結構混じっているからですか。やられたーってのは爽快な読後感にも繋がるわけで、その爽快な読後感を私は求めているんだと思います。それが陰鬱な話であっても、謎解きでうおおおおってのがあればそれでいいし、爽やかな話でもうおおおおがなかったらくっそーもう次買うもんかーとか思ったりすることも。関係ないけど「黒い仏」は生まれて初めて読後物理的に投げたくなった本だった。…初めてってのは嘘かもしれないけど。
またちょっとミステリいろいろ読んでみようかなーと思う今日この頃。いや好きな作家さんのホモ新刊がなかなか出ないってのもあるんだけどね。
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