〜 女房の呟き 〜
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想ひ出は皆ウツクシイ
幼い頃。
母が語る自身の少女時代は、
それはそれは優秀で、非の打ち所がなくて。
比べられる私はといえば、
どうしようもなく愚鈍で、まるで太刀打ちできなくて。
だから、私は叱られて当然の娘で、
母が不機嫌なのは自分のせいだと思い込んで。
けど、今ならわかるよ、お母さん。
記憶の中の貴女は、まるでその通りなのだと。
2002年05月27日(月)
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