木陰で遊ぶぞ〜!



2004年08月01日(日)

白竜ドリを走り書きしてみる。5


 びみょー。
 これから出かけなければいけないので、帰ってきたらまた書きます。たぶん。
 ウィンドゥサイズを変えると文字が左横の模様に重なってしまうのを防いでみました。色々強引な感じが否めない。


 はい。夜です。もうすぐ日付けが変わります。(おい)
 題名、「デザインちょい変え」から変更。
 白竜ドリです。最近執筆計画にべったりなので、ほぼパソ直打ちで参ります。
 れっつごー。






 二人とも疲れているが、妖怪の悟浄は疲労が軽い。しかも元は天界で棬簾大将を務めていた人物だ。遠慮しないことにしてしまっている。
 最近では星蘭も基礎が身についてきて一連の動作も様になってきた。普通に初心者が始めるよりもずっと早い。男の姿には基礎体力、筋力、運動神経が最初から具わっていたおかげだ。もし女の姿と同等の身体能力しかなかったら、……考えるだけ無駄である。
「よくやるなぁ。どうせ俺達で片付けちまうのに」
 ごろんと床に寝そべった八戒が呆れた声を出した。
 星蘭は聞き流す。だから八戒には頼まなかったのだ。
 八戒が言うことにも一理あることぐらい知っている。戦う相手は人間ではない。命を狙ってくる妖怪だ。素人の、おまけに人間の小娘(男の姿にはなれるが)が敵うわけがない。下手に戦って大怪我をするのが落ちだ。三蔵と共に三人に守れられている方がよほどいい。
 しかし、観音菩薩の言いつけ以上に、星蘭の中に何かをせずにはいられない疼きがあった。それは今まで自分の周りに当たり前にあった日常の平穏や、家にいる時の安心感、心を満たす刺激や娯楽といったものへの飢えから来ている。手放してしまった後悔や郷愁とは違う。今の旅路は何もかもが目新しく、新鮮で、驚きに溢れている。それでも五人との空間に落ち着いてくるとどうしても暇な時も出てきて、心がもっと、と求めてきた。多くのことを日々享受し続けて来た名残で。そっとしておけば疼くだけで終えることも出来る程度のもの。そこへ、新たな目標を宛がってみるとぴたりとはまってくれた。後は有効活用を慣れにして波に乗った。
「はっ!」
 呼吸と合わせて足を踏み出しながら右拳を突き出し、悟浄の掌に気味のいい音を立てて当たる。右腕を引くに次いで反対の足を踏み出し左拳を突き出す。動作はまだ遅くやっているが、悟浄の指示だ。
「おい瑞(すい)、左が肩をもっと使え。そんなんじゃいつまで経っても戦うなんか無理だな」
 悟空は笑ってちゃかしてくる。その割に悟空の指摘は適切なので聞いておく。左注意、と。
 八戒には悟浄が答える。
「二師兄(アルスーション)、瑞が説明しただろう。人間の瑞はお師匠さまと同じに真っ先に狙われやすい。備えておくのは得策だ」
 少しずつ進みながら繰り返す。考えて狙っているのだがそう簡単に当たらせてはくれない。ぱしっと音が響くと同時に重心を移動させ、右足を振り上げる。今度は腕に阻まれる。
「なぁ瑞、そんなことやってないで女に戻ったらどうだ? 他に誰もいないし、そっちの方が楽だって言ってただろ?」
「る、せぇっ」
 弾き、悟浄も応戦してきた。星蘭に合わせて遅めにしてはいるが慌てて避けた頭のすぐ横を過ぎる鋭い風がひやりとさせる。殴られる痛みにはまだ慣れていないので御免だ。
「女なら誰でもいいのか、おまえは」
 さすがに悟空も白けたらしい。
「男ばかり見るよりはいいだろ? 悟浄もそう思うよな?」
 もう一発!と打ち込んだ拳がまた掌で食い止められた。その悟浄の動きが一瞬止まる。
「……それはもちろん」
「おまえら仏道はどうしたぁっ!」
 体を沈めて渾身の力で掛けた足払いがクリティカルヒット。






 あー書いた書いた! いや、なんかもう「書いたー!」って感じで。打ち込むごとく書き込みました。
 アルスーションの書き方確かめる為に中巻見ていたら、「そういえば悟浄って真面目一辺倒ってわけでもないんだよな」と思い出して、最後の悟浄になりました。(笑)

 執筆計画、プログラムは完成。完璧。自信満々。(きらーん☆)
 後はそもそもの本文を作り、本文の途中途中で選択肢を入れて、選択肢に合わせて変数を入れ。最終的にはどの話のどの展開でも、通した長さは同じぐらいになるようにしたいなぁと考えています。
 ただし文章の表現などは手抜きです。……手抜きという表現は悪いですか。えーと、前にも書きましたように、凝らないんです。凝ると私は長くなりますから。細かく説明するにはそれだけ文字も多く必要になるわけで。となるとサウンドノベルという形状上、だらだら長いと飽きてしまうので。ほどほどに。
 フリーソフトにしたくなりました。もう一回頼んでみます。
(翌日一部修正。「顔を」→「考えて」)

   


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