木陰で遊ぶぞ〜!



2004年04月23日(金)

仮名を走り書きしてみる。1


 別の友達が。今日。
「暇さえあれば書いてるんだよ。小説」
 と、さらに別の、最近話すようになった友達に説明してくれました。
 ……ええ。また打ってました。携帯で。
 昨日今日とドリもちまちま打っているんですが、仮名も打っていて、仮名の方が書き溜めたので。
 今日は仮名の走り書きなんぞ。
 れっつごー。








 嘉北(かきた)和那(かずな)。民俗学教授助手。あだ名はワナ。
 一年前、教授らと共に式の村と呼ばれる村近くの山中で、古い鬼の封印を解いてしまう。式神使いである佐々木玄冬によって自らの体内に鬼を封じ込め、現在玄冬宅に居候中。



 ……居候だ、って言えなくなったなぁ。
 時計を見てまだ早いことを確認すると、私はぼんやりとそう思った。
 室内はやっとカーテン越しにほの明るくなってきたところだ。もう少しこうしていてもいい。
 隣で眠る玄冬さんを見る。間近ですやすや眠る寝顔を今は安心して見られる。大丈夫。ここはもう病院ではない。
 昨夜のことを思い出して、照れるような、幸せな気持ちが胸を満たす。私の方に傾いた頬にそっと手を伸ばす。一晩中このままだったのだろうか、眠る時に握り合った片手が温かい。
 触れた玄冬さんの肌が心地いい。指を滑らせ、唇に触れる。穏やかな寝息に誘われて薄く開いた形をなぞる。
 玄冬さん。
 生きてくれて、ありがとう。








 とりあえずここまで。
 もうちょっと続くかな、と。
 「仮名」はかりなと読みます。桜のとなり下で。の小説その他で連載中。
 今はとなり下と一緒に更新停止中ですが。(苦笑)
 これは-5の最後の、翌朝。
 佐々木家にて。
 いや、ほんとはここの前、つまり夜の最中(おい)を本編にも入れたかったんです。でも内容がこういうのなので、本編の流れに邪魔かなーと割愛しました。
 えーと、書いてて恥ずかしいです。
 睦言。(沈黙)

   


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